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病室は退屈で。

悔しい。いつだって悔しい。
いつだってあいつの才能に打ちのめされる。
僕の周りは非凡な奴らがいささか多すぎるので、たまに自分のつまらなさに生きるのがつらくなるのだけれど、それ以上に面白いやつが周りに多すぎるので人生が楽しくてしょーがない。友達とは対等でありたいから。僕だけが格好良いって思ってるとか悔しいから。僕だって格好良いって思われたいから。だからこうやって、意地を張り続けるのだ。

本当に、本当に。
せめてあなたの仮想敵でありたい。

やっと手帳を買った。
2ヶ月遅れの4月始まりのほぼ日手帳
アナログ管理らぶ。ボールペンも一緒に購入。
安くて細くて書きやすいの。お気に入りになるといいな。

祖母の病院に来ている。
もう、今日明日には亡くなりそう。らしい。
母からいつ呼吸が止まってもおかしくない状態って聞いても、ロフトとか電気屋とかタワレコとかに行ってから病院に行くあたりが実に薄情な孫である。
しかしまぁ雑多な用事を済ませてから病院に来ても、祖母の呼吸は止まっていなかった。死に目に会えなかったら、きっと一生後悔する。よかった。ありがとう。遅くなってすまんね、ばーちゃん。
母と叔母と祖母の病室で。
祖母の意識はもうない。呼吸の音はしっかりしている。
テレビを見て、ぽつぽつ話す。
さんざん僕のことを可愛がってくれた祖母が死のうとしている。が、特にすることが無い。顔を見る。少し話し掛ける。退屈である。こんなことでいいのか。こんなものだろうか。
でも、母と叔母で静かに送りたいらしいのでまぁこういう風に穏やかに死んでいけるのも幸せ、なのかもしれない。
わからない、わからない。わからないことが多すぎる。
こんな状態なのに、明日遊びに行けなくなるのが嫌だなーとか思う自分はどーなのよって思う。
自分の中ではそんなに祖母が大きな存在ではないのだなぁと、その事実が少し哀しい。
この間見舞いに来た時にものすごくものすっごくはしゃいでいた祖母を思い出す。実に愉快な人であった。
それにしたって死にかけてる祖母と切れてる電球ならどっちが大事かなんてわかるだろうに。馬鹿じゃないの。
人の死に目に会ったことはほとんどないから、多分きっと怖かったんだろうな。多分そうだと思う。
しかしまぁ無職だから駆け付けられる。
無職だから病室に泊り込める。
仕事をしてない残念な孫が側に居ますよ。安心しておくれ。
実に実に当たり前なことですが、僕の25%は祖母由来です。
自慢の孫であればよいな、と思う。

今日のは実に面白くないね。まだまだだな。
少しだけ、泣きそうな気もする。