火曜日。

そそくさと仕事を終えて今日も電車に飛び乗る。

最近は我ながら実にお仕事のやる気が無いので(もともと無かったのだけれど)とにかくまぁ、早く帰ることにのみ勢力を注いでいます。

帰りの電車はたいてい座れることが多いので、この乗り換えまでの間に文章を書くトレーニングをしよう。考えたら終わり。考えるのと同じスピードで指を動かそう。脳内垂れ流しモードは見苦しいということに目を瞑るとそれはそれでなかなか気持ちの良いものなのです。

 

今週は土曜出勤なので(そのぶん来週の月曜日は休みなのだけれど)今日は早く家に帰って風呂屋に行って寝てやろう、という決意を固く固く胸に抱いています。最近は寒くなったせいか体調があまり良くなかったせいかインドアに拍車がかかり、どうもとにかく寝ていたいのだ、という気持ちになります。あと、腹が減る。要望のままに寝て食うと人は豚になり、あいつさては欲望のままに生きてやがるな、という風に見られますので、どこかで自戒せねばいけません。まずは寝る以外のことをしっかり楽しむ気力体力を回復する為に、寝る、という結論になり、なんだか騙されたような気分です。しかしお布団の魅力には抗えない。優しさに包まれたなら、きっと、となります。そして、寒い時期の主食を開発せねばならない。お財布と胃と、あと手間的にもなんか優しいそんな料理をしよう。野菜が高いらしいのですがね。いかんとも。

 

 

 

 

 

なんだかなぁ、と思える文章を書いている実感がある。

こんなでも読み返せばそれなりに、となるものなのだろうか。

最近は本を読めていない(気力体力的な問題で)ので、とにかく書けないのならせめて読むべきですね。横文字は嫌いですがアウトプットができない時期はせめてインプットしましょう。面白いものを自分の血肉とすべくただただ消費するモンスターになりたい、というか消費者はモンスターですよね、基本的に。モモの大親友のジジを思い出す。ひょっとして、今はエンデを読み返す時期なのだろうか。池上永一風車祭がひどく読みたいのだけれど、それは本当に通勤なんかでぶつ切りにされる読書じゃなくて本を読む、ということだけをただできる状況を整えて、そして読みたい。エンデも通勤に読むようなものじゃないよね、まずハードカバーだし。

ミヒャエル・エンデと出会えたことは僕の幼少期の数多くの幸運の一つで、それはそれはとても幸せな物語との蜜月を過ごすことができたし、それからの物語との関わり方においてもとても大きな影響を与えました。僕の心の中にはいつだってバスチアン・バルタザール・ブックス(Bが3つ!)居て、マットレスの上で古い毛布に包まって夢中で本を読んでいるし、その本をの中にはファンタージェンが果てしなく広がっていて、そこではアトレーユがフッフールに乗って冒険を繰り広げているのだ。

 

なんとなくいろんなことを思い出してほっこりとしてきたところで電車は乗り換えの駅に着く。それじゃ、今日はここまで。

とっぴんぱらりんのぷぅ。