32歳にして私はついに人生で初めて声優さんに、りっぴー(飯田里穂さん)に会った。

つい先日、私はついに大好きなりっぴー、飯田里穂さんに会ったのでその話を書く。私は最近人生で持てる力の大半をラブライブに注いでいるんだけど、そんな風に生きてたら何故かりっぴーに会えることになった。ツイッタを見ていたらCDのお渡し会があるらしく、お渡し会とか行ったことないからよくわからないんだけどCDを買うだけで参加できるらしい。そんな都合いい話があるんだか半信半疑だったんだけど、とにかくCDを買いにゲーマーズに走った。

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その時の私の浮かれ方がよくわかる。人生って希望なんかもしらん、まで出てきたのほんとにすごい。でも、私は家でひたすらにこりんぱなのラジオ聞いてラブライブ見てモンハンしてただけなのに、どう考えても報われゲージをまるで溜めていないのに報われそうになってしまったのだ。そんなの物語の構造としておかしい。でも人生はどうやらみんながちゃんとしてるようなこともろくにせずに毎日自分の好きなように遊んでいるだけなのに報われることもあるらしい。理不尽さがすごい。人生は希望だ。りっぴーはμ'sを終えてからもいろいろお仕事を頑張っているのにいつまでもμ'sを引きずって行くのも失礼な気がして、とりあえずμ'sに一区切りを付ける意味で今までずっと見ていなかったμ'sのファイナルライブのBlu-rayを買って見てからお渡し会に望んだ。結果から言うとこれがよくなかった。

 

 

ちゃんとお渡し会の数日前に美容院にも行って、初めて声優に会うのでかっこよくしてくれって言って髪も切ってもらったし(友達の美容師は困った顔をしていた)ちゃんと当日は早起きして朝からお風呂に入って念入りに体も洗って髭も剃って出来るだけこぎれいな格好して髪の毛にワックス付けてスプレーまで降って、香水もつけて、とりあえず万全の準備で会場に向かった。整理券の抽選の順番も良くて、席も前の方の通路側で、すぐ近くに扉があったからひょっとしたらそこからりっぴーが入ってくるじゃないかなって思って緊張して待ってたんだけど、前日にμ'sのファイナルのBlu-rayを見たのが本当によくなくて、気持ちに区切りをつけるつもりで見たのに完全に好きな気持ちが強くなっただけだったからただ気持ちを高める為に見たみたいになってしまって、いざイベント開始の時間になって自分の横のドアが開いたらすぐそこからりっぴーが出てきて、それがもう本当に100%の本物のりっぴーで、1秒くらい現実をちゃんと理解できなくて、2秒くらいで目の前に本当にりっぴーがいることを認識したらもう胸がいっぱいになって無理になって下を向いてしまって、それからもうずっと無理だった。普段はガヤとか野次とかを飛ばすことに抵抗はなくて、むしろ盛り上げようとする私なんだけど、イベント中はずっともう何もできない人になってしまったのでずっと大人しくニコニコしているだけだった。司会の方が観客側に何か質問を投げかけても、心の中で答えながらも恥ずかしいので何も言えずにただ黙っているだけだった。とにかく目の前で本物のりっぴーが喋っているので、うわぁ!りっぴー!ほんもの!かわいい!すごい!とただ思っていて拍手をするだけしかできない人になってた。それ以外をする余裕なんてまるでなかった。トークイベントが終わるといよいよお渡し会で、一緒に来た友達と何を喋ろうみたいな相談を事前にしてたんだけど全然思い付かなくて、事前に思い付かなかったことがいざ当日に思い付くわけもなくて、しかも一緒に行った友達とは整理券の番号がはなれていて一人だし、そのくせ自分の番号はわりといいのですぐに自分の順番も来るしで、どうしようどうしようもう無理もう無理!って思ってたらもう自分の順番で、自分の前にりっぴーが居て笑顔でポストカード的なやつを渡してくれて、私は「こんにちは、、、はじめまして、、、、すんません恥ずかしいんで無理ですすんません、、、、」みたいな感じで逃げ出すような感じになってしまった。りっぴーはにこにこして「また遊びに来てくださいねー」みたいなことを言ってくれはった。天使なんかもしらん。

 

 

とにかく本当に最高だったんだけど、だって!目の前にりっぴーがいて!ちゃんと目を見てお話しして!そんでなんか渡してくれたんですもの!終わってからもずっと感情がばかになってて、ずっともう無理、もう無理、って言ってた。胸がいっぱいで食欲もどっかに飛んじゃったんで心を落ち着けるために甘いものを飲んでたんだけどもうどうにもならんかった。世界はすごいしこわい。憧れの人も会えるし話せるし目の前に居たりする。世界の拡がりと可能性と繋がりがこわい。こちら側の処理が追い付かない。憧れの画面の中の人が実際に目の前に居る自分と同じ人間だって事を思い知らされた。実際に会うという行為は憧れの存在が生身の人間とした存在していると認識できるのでとてもいい。その行為によって私の世界は憧れの存在が実際に存在する世界と認識されるのだ。懐かしい台詞で言うと「貴様を神の座から引きずり降ろしてやる」ということで、今日はすげえオタク臭い文章を書いているのでひぐらしのなく頃に解 祭囃し編から引用したりする。なので今後もこういう機会にはどんどん参加しようと思う。とりあえず今月シカちゃんに会いに行く。やったぜ人生。

 

 

で、ここからが反省なんだけど、私よくよく考えると今まで調子に乗って生きてたわ、ほんとに申し訳ない。世界に謝りたい。余裕っすわーみたいな顔して生きてきたけど、実際に余裕だと思ってたけど、いざ自分の好きな声優を目の前にしたら恥ずかしくて何も言えなくなるクソ雑魚だったわ。びっくりした。好きな声優?目の前にいたら好きって言うけど?みたいな顔して生きてたけど全っ然無理だったわ。何も言えずにヘラヘラして逃げ去るだけだったわ。ほんと申し訳ない。ほんとオタクの皆さまほんとすごい。係の人にはいもう次に行って下さいねーみたいに誘導されるまで好きな声優の前で自分の話できるのほんとすごい。私のすぐ後ろでお渡しされてたおじさんとか、私は終わったらもう無理だ〜って感じの顔してるのにおじさん終わった直後なのに真顔だったし、なにそれどうなってるん。オタクのみなさんはアレですか、推しの声優に会う、という行為にもう慣れて余裕がおありになっしゃるんですか。俺にできないことを平然とやってのけるオタクのみなさんはほんとかっこいいし、もっぺん一から教えて欲しい。教えを請いたい。その強靭なメンタルを見習いたい。そんな私も会った時に話せないならファンレターを送ったり手紙を渡したりラジオにメールを送るという方法もあるらしいということを知った。とにかく私もまだまだ修行が足りんと思うし、どんどんできるようになっていこうと思う。

 

あと、最後に付け足すような書き方で悪いんですけど、イベントに来てた近藤玲奈さんもすごいかわいい方でなんか愛想良く対応してもらえたんで、すごく嬉しかったしすてきな方でした。まだまだ世界はすごいぞ、がんばろう。

 

とっぴんぱらりんのぷぅ。