お金で買える失敗は早めに買っておいた方がいい。

お金で買っておいた方がいい類の失敗ってものがあって、そういうものはだいたい年齢を重ねるごとにすごいペースで値上がりしていくから、見かけたら即買いした方がいいですねって話です。タイトル回収おしまい。あとはダラダラ日常を書き連ねます。

 

 

f:id:bamiiiii:20190124224604j:image
f:id:bamiiiii:20190124224600j:image

最近の私は早起きして朝から仕事っぽいことをしていることが多いので、そうするとモーニングをすることがどうしても少なくなる。なので一回一回のモーニングを噛みしめるように行ってみるとそれはそれでいいもので、体験の総量としてはそんなに変わらなくなる。パンもうまいし紅茶もうまいし、店主も馴染みで感じがいいし、じんわりといい朝をすごしている。

 

そうなのだ、仕事っぽいことをしているのだ。仕事といっても友達とへらへら朝の9時から始めて10時半には休憩するし11時半にはお昼にするし3時には疲れたって言って終わるくらいのやつだし内容的にもそんなにしんどくないので悪くない。それでもまぁ週に3日くらいが限度。週5週6で働いている人はみんなえらい、ノーベル労働賞をあげてほしい。週7で働いている人はただただ心配。どうか死なないでほしい。

f:id:bamiiiii:20190124225527j:image
f:id:bamiiiii:20190124225531j:image

こんな感じのやつもしました。私は単純作業がそんなに苦手ではないので、延々と同じ動作を繰り返すマシーンと化していた。マシーンの前にマシーンが座っていて、そこには人は居ないのだ。AIに仕事を奪われる前に人間が居なくなってしまった。丸一日延々と単純作業を繰り返しながら自分との対話をし続けるのは意外とそんなに悪くない。脳のメモリを解放する感じ。どうしても日々の情報のインプットが多すぎるのでたまには極端に情報のインプットを減らす日を作るのも悪くない。ミギーのようにここにある情報だけでやっていくのだ。自分の中で人に褒められたいというモチベーションを発見できたのが新鮮でおもしろかった。たまに私は忠犬モードになる時がある。

 

 

f:id:bamiiiii:20190124230330j:image
f:id:bamiiiii:20190124230334j:image
f:id:bamiiiii:20190124230339j:image

久々に電車に乗って(乗り換えもして!)ホルモン・ビール・めしをした。ホルモンがでかくてうまいしビールはキンキンに冷えてるしごはんの量が多いのでとてもいい。私はお酒を飲むことがあまりないので、たまに飲むのはイベント感があっていい。もっと頻繁に飲む機会を作ってもいいのかもしれない。

f:id:bamiiiii:20190124230550j:image

ひさびさにオムライスを食べた。作らないし頼まないし突然オムライスが目の前に現れることもないので私はオムライスを食べることがあまりないのだ。このオムライスは中にチキンライスが入ってるし上にはカレーがかかってるしで足し算的によかった。決して掛け算的なやつは起こっていないのがよかった。ちょいちょいこの店の店主、ちょっとめんどくさい人なのでは?と匂わせる店内なのもとてもよかった。

f:id:bamiiiii:20190124230846j:image
f:id:bamiiiii:20190124230842j:image

これはオーバーザレインボウめしです。ボーノボーノ。

f:id:bamiiiii:20190124231141j:image

はま寿司で寿司を食べて閉店間際に店を出るとペッパー君がこうべを垂れていた。はま寿司のペッパー君は普段イキイキ働いているのでこんな姿を見るとちょっとさみしくなる。

f:id:bamiiiii:20190124231328j:image

ジャンクなやつが食べたくなったので見るからにジャンクなやつを食べに行った。まぜそばもラーメンもだいたい同じような味なとこが好き。これくらいの量だと(麺315g全マシ)苦しい思いをせずに食べることができるのだけれど、もっと限界を攻めたい気持ちがないわけでもない。

f:id:bamiiiii:20190124231935j:image

気になっていた風呂屋はなかなかによかった。貸しタオルの柄がとても可愛かったので(しかも二色刷り!)勇気を出してタオルを売っているか尋ねたら全然伝わらなかったので心が折れてそのまま帰ってしまった。私は店員さんに何かを尋ねたら要求するのがとても苦手なのだ。

 

 

毎日オーバーザレインボウを見に行きたいのだけれど、実際はそんな訳にもいかず、とりあえず今日で7回目の鑑賞が終わった。ようやく考えがまとまってきたのでいい加減に感想を書こうと思う。オーバーザレインボウばかり見ていてもいけないと思って、他の映画もいろいろ見るようにしていたら、結果的に映画をよく見る感じになっている。とてもいいことだと思う。ということで雑な感想。

 

・IT第1章(リメイク版)

ハーイジョージィでおなじみ、それが見えたら終わりみたいな邦題のやつ。リメイク前のやつは子供の頃に見たはずなんだけど、ピエロが怖かった以外の記憶がない。こちらのリメイク版はホラーかと思ったらわりと青春感がつよい。怖いスタンドバイミーみたいな感じ。落ちこぼれ少年グループにちょっと年上の女の子が入ってきたり、とにかく青春感がつよい。ホラーパートと青春パートが交互に訪れるし、あと殺人おばけピエロと不良のいじめっ子がだいたい同じくらいの怖さで描かれているのも少年の目線に寄り添っててとてもいい。一夏のちょっと怖い冒険譚、みたいな感じで後味も爽やか。これなんかしってるって思ったら「ヒル妖怪ハンター」だわ。嬉しくなってヒルコのDVDをAmazonで買おうと思ったらプレミアついてて残念。しかしいい映画でした。

 

・咲-Saki

Amazonに追加されてたのでひゃっほうとなって見た。劇場版なので決勝戦から。劇場版でもドラマと基本的におんなじ感じ。漫画・アニメ作品を実写化する上で原作に忠実に再現するとどうしても不自然になるので、そこの部分をどうするかが実写化で悩まされるポイントなのだけれど、そこを完全に無視して原作を再現したとても気持ちのいい作品。深夜アニメの文法で作られた実写オープニングがむっちゃいい。どんだけ不自然だろうがビジュアルをしっかり寄せていく、という思い切りがいい。意外とキャラの解釈もなかなか良かったり、気持ちが感じられていい。実写化した結果、どうしても不自然になってしまうキャラほど「いや、あいつはすごいがんばってる」みたいな評価をしてしまうので、なんか暖かい気持ちで見てしまう。原作の天江衣は高校生なのにどう見ても小学生みたいな見た目のキャラで、実写化する時にどうするかと思ったらほんとに小学生をキャスティングするのむちゃくちゃすき。若くて可愛い女の子たちがみんな頑張ってたし、どう見てもぼんくら映画だし、嫌いになれるはずもなかった。面白いかと言われたら答えにちょっとごもるけど、すごい笑うしすごい楽しいしすごい好き。あと、天江衣役の子が貞子vs伽倻子の珠緒役の人だと知ってすごいテンションが上がってしまった。

 

ジュラシックワールド

ジュラシックパークシリーズは3までしか見てなかったので久々のシリーズ。とにかく楽しいエンタメ。突っ込みどころはもう100個くらいあるのだけれど言うだけ野暮なやつ。恐竜がたくさん暴れて人がたくさん死ぬのでたのしい。遺伝子組み替えのやつが出てきたので、そうなったらもうなに出してもいいやん、みたいになるような気がしなくもない。それだとただのモンスター映画になるのでは。しかし初代からのテーマが流れるとそんなもんアガるしかない。ちゃーんとエンタメの文法でやっているので安心感がある。ちゃんとおもしろい。ハイパー穴だらけの脚本な気もするけど、なんとなくちゃんと終わった雰囲気になるのがいい。映画としてはおもしろいけどこのパークに絶対行きたくねえなと思う。

 

帝一の國

そういえば見てなかったなーと思って見た。原作は前に読んだ。殺したり犯されたりがない兎丸。とにかく菅田将暉がすごくて、ずっとキマりきってるのでおもしろい。撮影中にこのテンションまで持っていったのすごいなと思う。プロはすごい。やべえ父親に育てられたやばくなった息子の設定のはずなのに父親も引いちゃってるくらいになってる。笑うしかない。他のキャストも全員濃いのですごく頭のいい学校の設定なのにばかしかいない感じになってるのがとてもいい。主人公の背が高くて家が貧乏だけど気持ちのいい人望のある奴で、要はハイローのヤマトだった。ハイロー、プリレジェを経て、ヤマトの概念が確立したので(プリレジェのヤンキー王子はヤマトではないのだけれどそんなことは些細な問題なのだ)帝一の國にも概念としてのヤマトが出演していた(概念としてのヤマトはもはや普遍的なものなったのでどちらが先の作品などは関係がなくなる)とにかくやべえ菅田将暉と概念としてのヤマトが戦ってて楽しい。終盤駆け足だったものの、原作の最後までやってくれたのでとてもよかった。ヒロインは可愛い女のだったしけっこういい働きもしたのだけれど、その上ですっごい空気だったのでそれはそれでちょっとかわいそうだなとも思った。

 

 

友達と遊んだ。一生懸命考えて動いて話し合って必死でもがいたその先に救いが訪れたような気がする、そんなことが起こってとてもよかった。輝ける瞬間が確かにあった。その事実よりも、いい大人が必死でやれば救いは訪れるんだと思うことができたのがとてもよかった。こらは書ける類のものでもないので、たまには体を動かして必死でやってみようと思う。みなさんのもとにもいつか救いが訪れるといいですね。それでは。

 

とっぴんぱらりんのぷぅ。