四月のカレンダーはもう少しめくらないままにしている。

気づいたらゴールデンウィークが終わっていたのだけれど、まぁ私にはそんなに関係のない話だった。今日もしっかり質の高い昼寝をした。周りのみなさんは連休だったらしく、普段あまり入らないお酒を飲む予定がいくつか入ったりした。飲みすぎたせいもあるのだろうがお酒を飲むと次の日の目覚めが明らかに悪く身体が重い。やっぱお酒なんか飲むもんじゃねえなぁと思いながら昼にはまたお酒を飲んでいたのがなんだか20代の頃っぽくておかしくてふにゃふにゃと笑った。

 

 

そういえば少し前にオタクが集まってなんかわちゃわちゃする会、みたいなやつをやった。だいたいは百合について語り合っていたのだけれどその場にはほぼメガネの男しか居なかったのがとてもよかった。限界オタクが集まった結果店内がほんとに限界になっていた瞬間があって、悪い方の奇跡だった。自分の好きなものの話をしたり人の好きなものの話を聞いたりしてそれを楽しめる空間というのはとても尊いものだと思う。翌日は知り合いが出した同人誌を出したり推しの作家さんに差し入れを渡したりした。自分の不甲斐なさを改めて感じいることができたのでとてもよかった。根性でやっていくしかない。

 

連休ということで友達の家に遊びに行ってお酒を飲んだ。連絡をマメに返さないし頻繁に会うわけでもないので会うたびに「生きてたのか」みたいなことを言われる。そうなのだ、連絡を返さなかろうが私は生きているのだ。友達たちは水曜どうでしょうが好きなのだけれど、前回遊んだ時は私はまだ未履修だった。「今までの私と同じだと思わないで欲しい、私はどうでしょうを履修したのだ」と宣言すると「進歩があっていい」褒められた。うれしい。お酒を飲みながら「あなたのそのスタンスは他者に対するリスペクトが足りないのではないか」「自分のささやかな幸せを尊重されたいのであれば他人のささやかな幸せを尊重すべきではないのか」「誠実であるのは難しいからこそ、誠実であろうとするべきではないのか」みたいなたわごとを熱を入れて話した。どうやら私は誠実でありたいという気持ちが強いらしい。他人と話すということは自分を見つめることでもあるのだ。

 

友達の美容院に髪を切りに行った。ついでなので髭も全部剃って行ってみた。久々に会うと生きていたのかと言われる。私は生きていなさそうなのかもしれない。来週は好きな声優の誕生日を祝うから身なりを整えるのだ。毎回お任せというか何を聞かれてもいいと思うようにやってくれ、みたいな感じでええ感じにしてもらう。自分の髪型に対する決定権を他人が持っている、ということがふんわりとおもしろい。信頼のできる他人に手綱を預ける心地よさとか、そういったものだろうなと思う。なんだかまるで付き合いの長い友達のような話をした。昔は同僚だった人間がいつの間にか友達になっていて、やはり仕事を辞めたことは正しかったのだと自分に言い聞かせた。髪を切って髭もなくなったのでとてもさっぱりして気分がいい。友達とバイクを二人乗りして帰った。

 

 

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女性声優の写真集を買った。一冊2000円だか3000円だかするのだけれど、値段に対して満足度がえげつなく高い。見てる間じゅうずっと幸せだし何回も見ることができるのだ。かわいいとかすきとかしか言えない生き物になる。このあいだ友達に「好き」 って思ったら「好き」と言うし「しゅき」って思ったら「しゅき」って言うみたいな話をしたら「きっしょ」みたいなことを言われました。

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久々に知り合いの店に行った。店主に会えると私はとても嬉しいし店主もとても嬉しそうにしてくれるので私はずっとにへらにへらしている。少し遅い時間に行ったのでお腹が空いたと言ってもほとんどなにも食べ物を出してくれなくてそれはそれでおもしろかった。写真はたません200円。たまごと一緒にせんべいも焼くタイプのやつを始めて食べた。うまい。次はもーちょい早い時間に行かないと。

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近頃はなぜかサンドイッチの気分が高まっていたので作ったり食べに行ったりをよくしていた。自作のサンドイッチも時間もかからなくて簡単だしちょうどいいおいしさなのでたまにはいい。ふだん買いに行ける範囲でお値段もお手ごろで種類もたくさんあっておいしいサンドイッチのお店を見つけたのでどんどん使いたおしていこうと思う。人生がまた豊かになってしまった。

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牛タンをひたすら焼いてモリモリ食う、みたいなシンプルに最高なイベントが発生した。肉がうまいのでいい。肉がうまい時はそれ以上を求める必要はない、肉がうまいだけでいいのだ。

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ゴールデンウィークのおかげか、友達のお財布で飲み歩くイベントが発生した。ゴールデンウィーク、ってすごい。私は焼肉とお寿司が好きなのだけれど、食べるときはどちらかを選ばないといけなくて、両方食べたいならすたみな太郎に行くしかないと思っていた。しかし実際は世界はもっと自由で、寿司屋から焼肉屋へはしごすればいいのだ。世界はすごい。うまいもんをたらふく食ってお酒もがぶがぶ飲んだので俺は風呂屋に行きてえんだみたいなことを言ったらまた別の友達が風呂屋に連れてってくれた。世界が妙に優しい日もある。ありがたい。驕ることも遜ることもなく生きよう。

 

 

映画の感想を雑に書いとくコーナー。

 

・メトロマニラ

メトロマニラ 世界で最も危険な街 - YouTube

フィリピンの格差社会で徐々に詰んでいくムービー。主人公が誠実な好青年、といった感じなので好感がもてるので、そのまま感情移入してしまう。やはりどうしても飲み込まれていくのだけれど見終わってから冷静に考えるとそこまで詰んでいないのでは?と思える。しかし状況が冷静な判断力を奪うものだし、見てる時はそんな風に思わないのでお上手。適度な緊迫感もありつつ意外と見やすい。

 

ランペイジ

映画『ランペイジ 巨獣大乱闘』本予告【HD】 - YouTube

昔のゲームの実写化。主人公がゴリゴリマッチョの元特殊部隊員の霊長類学者、というかザ・ロックなのでちょっとウケる。霊長類学者と特殊部隊員をザ・ロックでまとめるな、という気分になる。内容はどったんばったんの怪獣もの。狼の顔がアンギラスみたい。怪獣には銃なんて効かないし、主人公にも銃は効かない。ゴリラとゴリラの友情ムービー。やっぱりワニがいちばんつよい。

 

ニンジャバットマン

映画『ニンジャバットマン』 日本用トレーラー【2018年6月15日劇場公開】 - YouTube

これを見る前にヴァイオレットエヴァーガーデンを見ていたので冒頭また子安が話し出してしかもゴリラなので笑ってしまった。線の多いキャラクターがゴリゴリ動くのは楽しい。タイムスリップものなので、バットマンのガジェットが後半は出てこなくなるのでそれは残念。後半どんどん無茶な展開になるのだけれど「こんなイカれたことやっちゃうのよ俺たちってば」みたいな製作陣のイキりが鼻についてやっちまったな〜みたいな顔になる。最終的にジャスト回避を覚えるバットマン、敵の攻撃に合わせてR1ボタンを押すとコウモリに分散するぞ!全体的にちょっと惜しくて残念。

 

・22年目の告白

映画『22年目の告白 -私が殺人犯です-』本予告【HD】2017年6月10日(土)公開 - YouTube

なんかこう、全体的に味が濃いごはんって感じ。ごはんがすすむ感じの映画。残り時間とキャストの濃さで展開や犯人が読めてしまうのだけれど、それはこちらとしてもフェアじゃないなと思う。出演者がみんななんとなくちょっとおもしろい。主人公のスタンスが法律ガン無視犯人私刑派なのか法に則って逮捕派なのか、ちょいちょいぶれるのが気になる。

 

ミュージアム

映画『ミュージアム』本予告【HD】2016年11月12日(土)公開 - YouTube

映画みたいな漫画原作。3巻で完結の漫画を2時間の映画にするのは無理がなくていい。ちなみにいぬやしきの漫画は全10巻で2時間映画1本分くらいの内容です。羊たちの沈黙とかセブンとか、そういったのを邦画でやりたいんだな〜としっかりした気持ちを感じる。小栗旬を筆頭にみなさん役者力が高い。整合性よりはしっかりエンタメに振ってくれているので楽しんで見られる。ちゃんとおもしろくていい。

 

ミュージアム序章

映画『ミュージアム -序章-』予告【HD】2016年10月1日(土)配信スタート - YouTube

白石監督だしついでに見たら思った以上にいつもの白石監督。白石監督はカレーだから入れると全部白石監督の味になっちゃう。白石監督ファンの私はいいのだけれど、ミュージアム側としてこれでいいのか。いつも通り途中で完全にやべえ奴が出てくるし、よく見たら江野君だしで楽しいんだけどこれ白石監督ファン以外に需要あるのか。しょっぺえSAWって感じでたのしい。

 

フリクリ

ちょうどいい映像が見つからず。2000年の方。プログレオルタナ見る前にってことで。当時はちょろっと見ただけでちゃんと見てない。当時私は2001年に出たピロウズのベストをすごく聞いてたのでなんかそんな気分になる。挿入歌を印象的な場面で効果的に流すのではなくだいたいの場面でほぼフルで流しっぱなのがいい。フリクリでは挿入歌が終わったら挿入歌が流れるシステムを採用しています。全体の流れとしては勢いで破天荒なのだけれど、場面での登場人物の心情はすごく丁寧に寄り添って描いている印象。ある程度おじさんになってヘラヘラ笑いながら見るくらいがちょうどよくて、多感な時期に見てハマったりしなくてよかったなーと思った。作品と関係ないのだけれど知ってる曲のイントロが流れるたびに笑ってしまうのでだいたい笑ってしまっていた。人と見ていたのだけれど性格が悪いのでLITTLE BUSTERSが流れるたびに「みんなバスターズだよー!」って言ったりFunny Bunnyが流れると「君の夢が叶うのは誰かのおかげじゃないぜー!」って言って笑ったりしてました。ピロウズはずっとちょうどよくダサくてかっこいいのですごくいい。さわおは優香も惚れる男。全体的に反省してます。

 

 

ゴールデンウィークが終わったのだけれど、私はこのあいだ3月のカレンダーをめくったところなのでもうちょっと4月のカレンダーをめくらないままにしています。4月の絵がかわいそうなので。連休中はどこでも評価されないであろう局地的かつ圧倒的な性能を見せつけたりもしたので、そんな感じで私らしく5月もやっていこうと思う。あと、ニーアオートマタの3週目とBBCFのプラチナのコンボの精度を上げていくのがむちゃくちゃ楽しいです。カレー屋作りもぼちぼちやってます。よくわからんなりに人生は続いていったり終わったりする。みなさんもまぁぼちぼちでやっていこうね。おしまい。

 

とっぴんぱらりんのぷぅ。