雨の職安。

今日は朝から雨降り。
しばらく止むのを待っていたけど止まず。
なので止むなく出掛ける。
雨の中出掛けるのは好きではないのだけど。
好きだろうと嫌いだろうと私は無職なので、決められた日にはハローワークに出掛けなければならない(出掛けないと求職の意思が無いと見なされて国から見放されてしまうのだ)
傘はあるけど好きじゃないので傘は使わない。
父から昔もらった雨合羽を羽織ってバイクで出掛ける(なんだか好きじゃない、ばかり言ってるとすごく我が儘な人みたいだ)(実際すごく我が儘なのだけれど)

最寄りのハローワークは小綺麗で人も多くて「職安」といった感じでは無く、もういかにも「ハローワーク」といった感じである。それはそれできっと良いことなのだろうけど。

番号札を取って必要な書類に記入して待つ。
番号を呼ばれて書類を提出してまた待つ。
のど飴を舐めながら、鼻水を啜りながら待つ(シンガポールのお土産で貰ったのど飴は美味しくもなく不味くもなんだか不思議な味がする)

もう私は前職に戻りたい気持ちもとうに失ってしまったし(今はまだ嫌悪感が強い)可愛いだけで食べていけたらいいなと本気で思える訳でもなく(本気で思えたらいろいろ通り越してきっと愉快だ)執行猶予期間を息を潜めて過ごしている。それでもまぁ、きっと働くのだろうけど。

以前のように忙しく働き出したら、こんな日々は懐かしく思うのだろうか。甘えたことを言ってたなぁと笑うのだろうか。きっとまぁ、笑い話にもならないのだろう。

事務的な手続きは意外と早く終わった。
役所仕事は時間がかかると思っていたので少し感心する(そういえば前回も思ったより早く終わった)(2回目なので実はそんなに意外ではない)

雨の日は行動が極端に制限されるので(そもそも家から出る気がなくなってしまう)あまり好きではないのだけれど、文章を書こうと思えることと、雨のせいか文章の湿度が高くなるのが好き。きっと原因はそれだけではないのだろうけど。

帰りは雨が止んでればいいのにな、と思いながら家に帰る。