午前三時の雨と。

哀しくなるくらい懐かしい夢を見た。

夢の中で僕はもう今の僕で、それでも僕はまだまだ弱くて、どうしようもなかった。

恥じた。恥じろ。恥じるべきだ。

夢の中でさえ弱かった自分が情けない。

自分の夢すらどうにもできない人間が現実をどうこうしようなんて烏滸がましいにも程がある。

とにかくもう二度とこんな情けない思いはごめんだ。

夢であろうと現実であろうと全てを思い通りにする以外の選択肢なんて無いのだから。

とにかく、誰よりも傲慢で強欲であろうと思う。

誰よりも顔を上げ続けていようと思う。

 

それでも、あらゆる悪い想像がおそらく本当であるのが怖い。