IKKI版「ディエンビエンフー」集めました。

まだまだこれからも読み込む予定ですが、ここらで一度書いとかないといつまでも書けない気がするので書きます。立ち読みかなにかで読んだことはあったのだけれど、ちゃんと読んだことはなかったのでそろそろ集めたいなーと思ってこんなツイートをしました。

このツイートを西島大介先生が引用リツイートしてくれました。こちらになります。

たぶんこの漫画を知っている人じゃないとちっともおもしろくないと思うんですけど、この返信むちゃくちゃおもしろくないですか。西島大介先生やべぇぞこいつ本物だぞ…となり返信するのに２日も掛かってしまった。わざわざ解説するのも野暮なので、みなさん各自おもしろさは見出して下さい。ともかく集めました。せっかくなので角川版も買いました。

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IKKI版は未完で終わっていて、今はまた月刊アクションで「ディエンビエンフーTRUE END」が連載中だそうで、新装版が六巻まで出てそこからTRUE ENDに繋がるそうです。私は連載を追っかけて続きが出るのを待つのが苦手だから連載が終わってから一気に集めて読む方が好きなのだ（２０年近く連載していた無限の住人を３日で読んだのはすばらしい贅沢な体験だった）それに今度こそTRUE ENDをちゃんと完結する、ということを信じきれていないのだ。TRUE ENDがしっかり完結した時には申し訳ありませんでしたと頭を下げて新装版がごとしっかり買い直そうと思います。

 

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で、内容なんですけど角川版はまたちょっと違う。頭身が少し高かったりディフォルメ度合いが低かったりするだけで、ほんと全然キツくなる。それと比べるとIKKI版の方が読みやすい。全12巻で３部の途中で未完で終了。３部では天下一武道会みたいなトーナメントが始まるんだけど、それはまるまるなかったことになるみたい。ベトナム戦争のお話なのだけどとにかくポンポン人が死ぬのでとても最高です。絵柄のかわいさとストーリーの荒唐無稽さでバランスを取っているので確かにこのバランスじゃないと成立しないなぁという感じのおもしろさ。ただこれが万人向けだとは思わないけど。ストーリーはハチャメチャだし主人公もヒロインも死ぬことが明示されているのだけれど、その上ですごくすごくおもしろいんですよね。ストーリーは話が後半に進むにつれてグダグダになっていくのだけれど、まぁそれが泥沼のベトナム戦争だと言われれば確かにそれはそれですね。登場人物はだいたいほとんど頭がおかしいし、そんなん関係なくほとんど死ぬので最高です。なんか頭おかしい登場人物がどんどん死ぬ漫画、みたいになってますけど（いや実際そうなんだけど）ベトナム戦争という状況が人を狂わせるの？やはり私がまだこの物語を消化できてないですね。いやでもとにかくおもしろくてパワーがすごいんです。人の感情を動かせるものだけが本物なので、とにかくディエンビエンフーはすごいおもしろいです最高です。全然消化し切れていないので言えることが少なすぎる。とにかく西島大介先生はどうかTRUE ENDを完結させてもらえると嬉しいです。どうかどうかよろしくお願いします。

 

とっぴんぱらりんのぷぅ。