映画のはなし。

さて、とりあえず映画をあれこれ見たのでまずはその感想を延々と書くことにします。

 

バットマンvsスーパーマン、ワンダーガールからの流れでようやくジャスティス・リーグが結成する流れ。とにかく私はバットマンが大好きなのでバットマンが出てるだけでだいぶんと楽しくなってしまう。MCUのみなさんと比べると全体的にコミュ障、根暗な雰囲気のメンバーをなんとかまとめようとバットマンがあたふたがんばるのがとてもいい。メンバーの中でもダントツでフィジカルが弱いし屈折しているバットマンブルース・ウェイン》がとにかく愛しい。そういえばBvsSで死んでいたスーパーマンも復活。ヘンリー・カヴィルのスーパーマン然としたビジュアルは素晴らしい。圧倒的なパワー、そして清く正しい心とバットマンとは対照的。私はバットマンとスーパーマンの対比がとにかく大好きなのだ。そしてバットマンもスーパーマンが大好き。バットマンがいろんなガジェットやメカを駆使して自暴自棄みたいな闘い方してどんどんボロボロになっていくの、本当に最高すぎる。今回のバットモービルはキャノン砲みたいなのが付いてて格好よくてよい。ストーリーは特に深く考える気にならないくらいなのもいい。フラッシュはホームカミングで参戦したスパイダーマンみたいで、浮かれた若者ぽさがかわいい。あのスピードを完全に制御できればまだまだ化けるのでは、という印象。しかしスーパーマンは同じくらいのスピードで飛ぶので相変わらずバランスブレイカーな性能っぷり。ワンダーウーマンは意外と気を使ってメンバーをつなげる役目をしていた。あとワンダーウーマンのアクションはわりといい。あとは海の荒くれ者とロボも居た。登場シーンは少ないものの新しいゴードンがとてもいいら味出している。そろそろグリーンランタン参戦するのかね。カプコンのvsシリーズのおかげである層には一定の知名度があるMARVEL側に比べて、DC側はやはり知名度が負けている感はどうしてもあるので、これからシリーズとして盛り上がってくれるといいなぁと思う。

 

ひょっとして今見返したらおもしろいのでは、と思って見返したらすごくおもしろかった。2002年公開の作品で、当時は劇場に見に行った。15年ぶり。当時としてはスタイリッシュに見えていた点とかも少しきびしく見える部分もあるんだけど、その上で今見てもすごくおもしろい。調子に乗った若者が社会に殺される話なんだけど、そもそも私は調子に乗った若者が社会に殺される話が大好きなのだ。きっとこのフォーマットが勧善懲悪型のように、私にはとてもしっくりくるのだと思う。主演の窪塚洋介が一人で1000点くらい叩き出してしまうので、これはいい点でもわるい点でもある。窪塚洋介はカレーなのでなんでも窪塚洋介味になっちゃうのだ。しかしそれだけの力を持って役者だし、あの煌めき、ヒリつきは彼にしか出せないものだと思う。あの圧倒的な説得力はなんなんだろうね、完全にイレギュラーな力だと思う。しかしそこを抜きにしてもよくできている、とても見れる。当時の私の評価は間違っていなかったのだなあと思えて、それがとてもよかった。

 

これに関してはデジモンアドベンチャーをちゃんと見てないし、先にサマーウォーズを見てしまっているので多分正しく評価をするのは難しいと思う。ただ、評価がいいのでずっと気になっていたので見たのだ。サマーウォーズがずっとぼくらのウォーゲームって言われてたのは知ってるんだけど、実際に見たら思ったよりずっともうほんとただのサマーウォーズだった。ただ、40分なので圧倒的にテンポがいい。あと、メタルグレイモンとかオープニングのButter-Flyとか、とにかく懐かしさがすごい。キャラクターの動きや画面が気持ちよく、楽しく見ていられる。

 

初日に見にいきたかったんだけど、結局一週間遅れくらい。いろいろあるんだけど、まずはゴジラの新作を(しかも日本の!)2年連続見ることができる幸せを噛み締めよう。ひょっとしたら特撮の冬の時代はついに終わったのかもしれない(それはさすがに楽観的すぎるけど)いろいろ引っかかるところはあるんだけど、今回のゴジラはギャレゴジみたいなシルエットのパワーを感じる造形。とにかく強そうで(実際すげえ強い)かっこいいゴジラが見れたらそれでいいのだ。映像は安定のポリゴン・ピクチュアズ。音響も映像も、劇場版に相応しいクオリティで見応えがある。ただシドニアBLAME!ときて今回のゴジラも映像的には似てる印象だし、次回作は決戦機動増殖都市なので、むしろ完全に弐瓶。とりあえず『決戦機動増殖都市』ってワードが強すぎる。このワードだけですげえワクワクできるし、次回作はとても楽しみ。今回にちょこっと出てきたメカゴジラは出てくるのか。今回は虚淵脚本って感じで、とにかく設定!SF!みたいな感じなのでオタクは喜ぶし私も喜ぶ。そろそろオタクって主語大き過ぎて使い勝手悪いよね。主人公がずっと怒ってて、それにちょっとついていけない感は正直あった。あと、最後のおっきいの、あれ設定では大きさ6倍らしいんだけどそれが伝わってないのはもったいないと思う。

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あ、あと、アニゴジ消し貰えたのは素直に嬉しい。とりあえずガメラと並べといた。埃は気にしないでほしい。当時のやつはもーちょい大きかった気がするけど、それとも私の手が大きくなったのか。とにかく次回作が楽しみ。だって決戦機動増殖都市だもの。

 

  • おんなのこきらい

そういえば公開当時見に行こうと 思いながら行けてなかった。主演の森川葵ちゃんがかわいい。とにかく73分と上映時間が短いのがいい。120分とかだったらすげえキツかったと思う。こんなもんめんどくせえ女体験コンテンツやんって思ったけど、かわいいめんどくさい女の子を70分だけ体験できるのは、それはそれでいいと思う。ほぼノーリスクだし。これも調子に乗った若者が犬死にする話だし(そこから復活する話でもあるけど)とにかく私はやはりこのフォーマットが大好きなのだ。私の中の調子に乗った若者に犬死にして欲しいという強い気持ちは否定できない。あと、ふぇのたすってバンド?の音楽が映画の2割くらいを占めていると思うんだけど、そこに対しての感情は無なのでそれだけで2割減になってしまった。

 

私はムーミンの原作が大好きなんだけど、これも公開当時こいつはダメだみたいに思ってたんだけど、見ればなるほど見どころはあった。とにかく全く期待しなくて見たらオープニングから最高かよ!みたいに思わず声を上げてしまった。スナフキンが歩いてるムービーなんだけど、今回はフィンランド制作なので、ビジュアルが新鮮で声が出るレベル。画面作りとか色彩とか、あとキャラクターの動きや芝居が日本のアニメーションと全然違う。新鮮でとても楽しい。キャラクターの性格も日本のアニメよりは原作寄りでいい。お話もまぁキャラクターが自由に動いていて楽しそうでよかった。

 

  • 劇場版 ムーミン谷の彗星 パペット・アニメーション

ムーミン大好きなのでこちらも一緒に見たんだけど、こちらはパペットアニメーション。コマ撮りの人形アニメなんだけど、すごくいい。ほとんど原作の1作目のムーミン谷の彗星に忠実に作られている(小さなトロールと大きな洪水が1作目とするかどうかは人による)ので、原作大好きな私はとても嬉しい。ムーミン谷の彗星は暗いトーンのお話なのだけれど、しっかりそこも再現されていてとてもよかった。あと、フローレンと呼ばれがちなムーミントロールのガールフレンドを、しっかりスノークのお嬢さんと呼んでるところもとてもよかった。スニフが全体的にダメダメな感じもとてもいいし、スナフキンとの出会いもある。少し話は逸れるのだけれど、ムーミンの原作の私の好きなところは登場人物がみんなわりとどうしようもない人たちばかりなところで、それをそのまま受け入れてくれるのがトーベ・ヤンソンの愛情なのだ。ムーミン谷=ムーミンママの話とかムーミンパパの愛すべき駄目っぷりの話はまた今度にします。映画のパペットはどれも手作り感があって可愛くてそこもよい。あと、主題歌がB jork。オープニングでBjorkの曲を聴きながらよくわからんパペットのよくわからん動きを眺めているとよくわからん気持ちになれてとてもいい。

 

  •  HiGH&LOW THE MOVIE 3 FINAL MISSION

2回目のファイナルミッション。1回目は感情がごちゃごちゃして大変だったので、2回目は落ち着いて見ることができるのでよい。2回目の方が楽しむ心の余裕がある。ネタバレ気にせずに気付いたことを延々書く。ザム2の終わりから始まるけれど今までの説明が長い、これは全く気にならない。九龍の龍が炎を吐くシーンを見るたびに小学生の頃に好きだった剣にドラゴンが巻き付いてたキーホルダーを思い出してちょっとおもしろい。「隠蔽できるんだよ」はつい一緒に言いたくなる。コブラに蹴られてた善信さんが意外といい蹴りをするのは九龍のトップは戦ったら強いのでは?と思わせるのでよい。逃げてる人に寄り添うカットは本当にダサい。ノボルがアップになるシーン、とにかく顔面がきれい。ノボルの顔面はスクリーンいっぱいに映してもなお映える。ノボルは顔と頭がいい。不味そうなスムージーの下りとテッツの親父登場シーンは何回見ても笑ってしまう。スモーキーが死ぬことを前提として見ていると、スモーキーが死ぬ準備を丁寧にやっているのでまぁ納得はできると言えばできる。ザム1以来見ていないスモーキーのアクションシーンは確かに見たかったけど。しかしスモーキーの跡を継ぐにはタケシには華がないなぁ、一生懸命スモーキーが居ないから頑張っている感はわかるんだけど。まだユウの方が華がある。あと、ユウはとにかくよく飛ぶのがいい。平均3mくらいのとこから飛び降りてるだろこいつ。しかしスモーキーのビジュアルの説得力は圧倒的だったからなぁ、これからルードはどうなるのか。爆破セレモニーってパワーワードがとにかく引っかかったんだけど、これは九龍の人たちも政治家たちにちょっと引いちゃうって描写のためにはこれくらいのやり過ぎが必要だったのかもと思える。今回大人組のアクションシーンはてんこ盛りで、ペア替えまであるのに、若手組のアクションは少し不足。まぁこれも拳だけで解決できねえがあるからか。鬼邪高が集合してくるときにトラックの横に捕まって手振ってる村山くんはハイパーかわいい、あれはすごいぞ。今回ファイナルミッションってことで一区切りつけようとしている感があるので、いつもより言わされている感のある台詞は多め。あとストーリーがしっちゃかめっちゃか。極秘資料にTOP SECRETって書くな、馬鹿か。そういえば九龍の襲撃があった時、どこもかしこもボロボロにされてるし、人も吊るされたりしてるけど、警察は動かないのか。蘭丸よりやり過ぎてるだろ確実に。隠蔽できるとはこういうことか。ハイロー世界には確かインスタはあるので、高校が襲撃されて滅ぼされた様子とかアップしたらえらい騒ぎになるのではと思う。でも多分死人は出てないっぽい。あと爆弾コントと西郷がモグラの下りは本当に要らない、なんなのあれ。爆破セレモニーのスタンバイゲージが溜まって、そんでカウントダウンが始まって、それで結局最後にまたスイッチ押す流れの頭の悪さは好き。今回のファイナルミッションで、山王だけじゃなくてSWORDの上に琥珀さん九十九さん雨宮兄弟が居るって図式がはっきりした。琥珀さんの指示はとても雑。邪魔するやつら蹴散らせ。それで盛り上がるみんな、よい。今回達磨一家は喧嘩シーンすら無かった。いちよう事後の様子はある。むしろSWORDの祭りは毎回達磨通されてないのでは、と思わされてよい。しかし花火をバックにだ!る!ま!いっか!は笑うしかない。劉が九世龍心の息子だったり、バルジだったり、マイティがネクストステージだったり、これからがまだまだ気になる。今回は深刻なマイティ不足。ええいキリンジはいい、マイティを写せ。これからのマイティが見たいのだ。次回作はいつになるのか。ほんでハイローライブも見に行きたい。とりあえず、また落ち着いたら3回目行くかも。

 

 

とりあえずいろいろ書いたらえらい量になったので今日はこれくらいで。

 

とっぴんぱらりんのぷぅ。