春には筍の天ぷらを食べよう。
だぁーっと文章を書いて、さて書こうと思ってたことを書こうかと思ったら書きたい気持ちが消えていて、あれあれ私はとりあえず文章を書きたかっただけなのかい。とりあえずカメラロールから食べたものの画像を貼ります。
お気に入りのパン屋に食パンを買いに行ったら臨時休業で、仕方がないのでコンビニで食パンを買って焼いて食べたらやっぱりそうでしたので、もう私はお気に入りのパン屋の食パンじゃないと嫌ですわ、みたいなことを思った。最近自分の中にお嬢様属性を見出すことを楽しんでいるので「私アイスティーが飲みたいわ」とか言ったりしてます。
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風呂屋に行ってまためんどくさいことをつらつらと考えていた。とにかく風呂屋は外部からの情報が少ないのがよい。ミギーがここにある材料だけでやってみたくなったんだ、と言ったのがすごくよくわかる。水風呂でぼーっとして、この私のどうしようもない体が空気を吸って浮力を得たり空気を吐いて浮力を失って沈んだりするのを楽しんでいた。この体はどうしようもなくままならないので、どれだけ身体のコントロールが上達しても思考よりは遥かに不自由だろうから、やはり肉体は檻だし現世は苦行だなぁと改めて実感した。しかし身体のコントロールを高めることはきっとこの檻を広げることにはなるのだらう。パルクールやフリーランニングの動画を見ているととても気持ち良さそうでよい。しかし私は主観映像、みたいなのがどうも苦手ですぐに酔ってしまうのだ。FPSも苦手だしTPSもわりと酔う。自分の撮影した映像を見たら5分で気持ち悪くなったのでカメラはできるだけ動かさないようにしようと思う。ハンドシェイカーの悲劇を繰り返すな。水風呂で息を吸ったり吐いたりして浮き沈みしているとその浮力と重力がちょうど釣り合う瞬間に私は重力から解放されるのだ。
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お風呂上がりに久々にたこ焼きが食べたい気持ちになって(私は粉もん文化圏で生まれ育ったのにあまり食べないのだ)たこ焼き屋に散歩がてらたこ焼きを買いに行ったら材料が無くなったから売り切れって言われてガッデム!っとなった。自主的にたこ焼きを買うなんて行為をなん年ぶりにしたと思ったのにまったくもう。しかしたこ焼き食べたい心を止められず、冷凍食品のたこ焼きを買いに100円ローソンに行ったら普段冷凍食品を買わないものだから楽しくなっていろいろ買ってしまった。100円ローソンの冷凍食品のコーナーが始まります。
100円で8個のたこ焼きもソースマヨネーズ鰹節を掛けると立派にたこ焼きで、そもそも私が粉もんの素養が極めて低いのもあって満足してしまう。そもそも私は美味しいたこ焼きを食べたかったわけではないので、たこ焼きである、というだけで私は満足してしまう。私はどうも食パンにうるさくたこ焼きに無頓着なようだ。
ドライカレー。これも私の中のドライカレー要素をきちんと満たしている。目玉焼きを焼いて上に乗せると楽しくなるやつ。
スパゲティミートソース。こんな見た目なのは袋から出したそのままだからです。私はスパゲティを混ぜる行為はあまりきれいじゃないように感じるのでそんな画像を載せるわけにはいかん、と思ったからです。それにしてもこの画像はどうなのよ、と思います。
100円ローソンには100円で冷凍食品がたくさんあるのでちょっとこいつは楽しいぞ、ということに気付いたのでこれからちょいちょいやっていきます。
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カツ丼を食べたい気持ちで家を出てしまったので、目当てのカツ丼屋に長蛇の列が出来ているのに気付いても引き返すことかできませんでした。1時間以上並んで食べたカツ丼です。美味しかったのですが、並ばずに食べれた方がそりゃいいな、と思いました。とにかくお腹がいっぱいになる。
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ニャーーーみたいなことがどうにもこうにも起こって、そんなもんニャーーーなんだからニャーしかねえだろみたいに思いますが私はとにかくニャーと言うだけです。
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学生の頃からの友達が学生みたいな遊び方がしたいと言い出したので、夜中に車を出して行列に並んで天ぷらを食べてきた。
とにかくスーパーおいしく、それに夜中に友達と出掛けたり並んだらしているとなんだか私はワクワクしてしまうし、楽しくなって足をバタバタしてしまう。筍や菜の花の天ぷらを食べて春だなぁと感じた。とにかく私はとても楽しくなってしまったのだ。
とにかくもう春なんだから春らしいことをしたり春の美味しいものを食べたり、なんかそういう風にやっていきましょう。その季節らしさを楽しむことは大事ですし、それを楽しむ余裕がないのであればそれは完全に非常事態です。全力でなんとかしましょう。とにかくなんであれやっていくしかないのですから公園で桜でも見て缶ビール飲んで春ですな、くらいの幸せを噛み締めましょう。そっちも必死でしょうがこっちも必死です。どこもかしこも戦争ですから私にはなんともなんにもできません。とにかくみなさん笑って生き延びましょう。とっぴんぱらりんのぷぅ。
SilverballPlanetピンボール全台プレイまとめ。
こないだsilverballplanetの店内のピンボールを1日で全台プレイしたので雑な感想と写真を置いときます。物量に価値を見出すスタイルです。
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Hook(DATA EAST 1992)
真ん中のガイコツが格好いい。ロビン・ウィリアムスの映画を思い出してたら音楽が意外と激しい。すぐ終わった。ボールがくるくる回るのが楽しい。
Star Trek(DETA EAST 1991)
盤面やBGMのSF感がたまらない。あと奥の方に打った球が別のところから出てきて楽しい。マルチボールできた。マッチ当選。
Centaur(Bally 1981)
デザインがちょっとこわい。プレイしてみると意外と穏やかな印象。フリッパーが丸っこくてかわいい。台の傾斜が緩やかなせいかボールの動きもゆっくりで、ちょっと無重力感があって楽しい。
Time Machine (DETA EAST 1988)
車を運転しているおじさんとかBGMとかグルーヴ感があってとにかく楽しい。
左上のボールがくるくる回るところの名前がSTARWARPなとことか、「MORE PINBALL SHOOT AGAIN」の声が最高だった。ただボールが早くて油断してるとすぐ終わる。マッチ当選。
BUCK ROGERS(Gottlieb 1980)
盤面のロボットとか電子音とか、いかにも古き良きSF感があってよい。なんやよくわからんままに終わった。
Doctor Who(Bally 1992)
タイムエクスパンダーが浮き出てくるのがとにかくかっこいい。エクストラボール二回獲得。たのしい。フリッパー3つ、ボールセーブあり。
Eight Ball Deluxe(Bally 1983)
古い台かと思いきやむっちゃ喋る。盤面のおじさんだろうか。狙えと言われるところを狙えない。
Black Knight(Williams 1980)
ブラックナイトがかっこいい。上下構成。ラストチャンスみたいなのを獲得したらロックしてるボールが出てきた。マッチ当選。
High Speed(Williams 1986)
お金を入れるとパトランプが点く。ハイウェイをデザインした盤面をボールが走るのが格好いい。あと、警官2人の顔が怖い。
Silver Slugger (Gottlieb 1990)
1990年にしてはレトロなデザイン。野球っぽい音が鳴ったり出塁すると走者が光る。
ALI(STERN 1980)
なんだかよくわからんままにすぐ終わってしまった。
アリにアイアムグレイテストと言わせるとよいのだろう。フリッパーがレフトジャブ、ライトクロスなのがイカす。
Space Jam(SEGA 1996)
映画懐かしい。バックスバニーたちも懐かしい。
あとバスケのゴールにボール入れるギミックが楽しい。ロードランナーのミッミッ!を久々に聞いた。
PLAYBOY(Bally 1978)
シンプルでよくわからないままに終わってしまった。盤面のプレイメイツたちがコブラに出てくる女の人みたい。
PLAYBOY 35th Anniversary(DETA EAST 1989)
始まった瞬間に「ウェルカムトゥマイパーリィ!」と言われるので楽しい。ムーディーな音楽が流れるし「Oh…!」みたいなプレイメイツの声がなにかと流れるのでこちらも「Oh…!」となる。
このシャンパンのところにボールが入ると「シャンペーン!」って言ってシャンパンを抜く音とともにボールが飛び出る。
あとこの家みたいなところにボールが入ったらすごい大声で「パーリィー!!!!!!」って言われたのめっちゃ面白かった。お金持ちになるとプレイメイツを豪邸に招いてパーティーができる、みたいなアメリカンドリームを感じた。
Playboy(STERN 2002)
2000年代の台なので盤面が賑やか。
プレイボーイの雑誌が開いてセクシーな写真が出てくるギミックがすごい。セクシーなお姉さんの声がするのでなんとなく焦る。
Lost in Space(SEGA 1998)
ボールの動きが早くてなんだか忙しい。盤面の惑星みたいなのがくるくる回る。マルチボールで4つも出て賑やかだった。そういえばわりとテンション高めの映画だったなぁと思った。エクストラボール獲得。
Mustang Pro(STERN 2014)
始まる前にここで車を選んで多分ゲーム性を選べるぽいけどよくわからん。1965のやつを選んだ時のBGMがご機嫌でよかった。とにかく全体的にピカピカしてて綺麗。
Dirty Harry(Williams 1995)
プランジャーが銃でかっこいい。世界一強力な44マグナム。とにかくハリーキャラハンが渋い。よくわからないなりに銀行強盗を追いかけたりしました。3フリッパー。
Judge Dredd(Bally 1993)
映画は好きだった気がするけどデザイン的にはアメコミの方ぽい。フリッパーが4つもあってさらに他にもボタンもあるし盤面もややこしいのでよくわからんままに終わってしまった。フィギュアが上に乗ってる。
Independence Day(SEGA 1996)
映画館で見た思い出。やってみると意外とシンプルな感じ。マルチボール、ジャックポット獲得。
STARSHIP TROOPERS(SEGA 1997)
当時小学生だった僕には刺激の強い映画だった。面白いんだけど。右のフリッパーが二個あって、ボタンも二個あってややこしい。いろんなとこにNUKE!って書いててすぐ核を使おうとするのがバカっぽくてよい。
StarGazer (STERN 1980)
なんだかまったりとした穏やかな印象。ボールの動きはそこまで早くないのだけれどよくわからないままに終わる。盤面を眺めながらどういう世界観なんだろうと考えていたらペリーローダンシリーズを思い出した。
BLACK HOLE(Gottlieb 1981)
プレイ中はここがぐるぐる回ったり、
下にも画面があったり、当時のブラックホール感と当時の技術によるその表現、という感じですごくよい。残念ながら下の画面には行けずに終わった。
HAUNTED HOUSE(Gottlieb 1982)
上にも下にも画面があるしフリッパーも8個もあるけどそこまでややこしくない。ブラックホールの翌年の作品なので、さらに進化した形なのか。シンプルながらも画面を行き来するのは楽しい。
Bram Stoker's Doracula(Williams 1993)
ルールをよく把握できないままに終わった。おどろおどろしいのにラブネバーダイズってよく出てくるので愛情豊かなドラキュラなのだろう。
Monster Bash(Williams 1998)
わりと有名な台な気がする。理由はよくわからないのだけれどプレイしやすい。思った通りにボールをコントロールしやすい?棺桶から出てきたドラキュラを倒したりフランケンシュタインが生き返ったりして賑やかで楽しい。
GHOSTBUSTERS LE(STERN 2016)
最新台。とにかく盤面が賑やかでよい。ゲームが始まるとお馴染みのゴーストバスターズのテーマが流れるのでそれだけで楽しくなる。あと、流れる音楽がむっちゃ音がいい。盤面を動くおばけをボールを当てて退治したりして楽しい。
The Flintstones(Williams 1994)
全体的に台のテンションが高いのでプレイしてて楽しい。左奥のボーリングが気になったのだけれどできずにそのまま終わってしまった。
個人的にエメゴジはよく思っていないのだけれどそんなことより盤面のゴジラが格好いいことが全てだ。マルチボールからなんかジャックポットを獲得したりしてたら初めてリプレイを獲得した。ポン!ってなる例の音が大きくてびっくりした。マルチボールが4つだったけど、人の目はそんなに多くの動くものを追えない。
Attack from Mars(Bally 1995)
とにかくこのいかにもなUFOがかわいい。微妙に揺れてるのすごくよい。多分UFOを何回も攻撃するといいんだけどすぐに終わってしまった。
Creature from the Black Lagoon(Bally 1992)
3Dって書いているので確かにボールが立体的な動きをするのでこれは確かに3Dだという気持ちになる。盤面に描かれてるみんなが赤と青の3D眼鏡をかけてて懐かしい気持ちになる。
Twister(SEGA 1996)
なつかしい映画。盤面が回転したりボールがくるくる回ったり、なるほど確かにツイスターだ、と思わせる。よくわからないまますぐに終わった。
FLASH(Williams 1979)
100円2プレイ。なんだか海の神、みたいな見た目だけどこの男の人がフラッシュなのだろうか。さすがにちょっと他の台と比べるとシンプルなのでやや退屈。その分ボールの動きもゆっくりなので落ち着いてプレイできる。マッチ当選。後日初心者大会でルールを詳しく教えてもらったので狙いどころなどがわかると楽しくなる。
LETHAL WEAPON 3 (DETA EAST 1992)
1プレイ50円。ご機嫌な映画でしたね。なんだか丁度よい台。安く設定されている台は馴れてもらう用らしい。マルチボール獲得。あっさり終わってしまった。
MAVERICK the MOVIE (DETA EAST 1994)
1プレイ50円。これも好きな映画だった。画面を使ってポーカーやブラックジャックをする。マルチボール獲得。全体的にUSJみたいな雰囲気。楽しい。
Johnny Mnemonic(Williams 1995)
1プレイ50円。JM。たけしとキアヌ。この手を操作したりしてボールを運んだり画面でビデオゲームみたいなことしたら楽しい。映画の世界観とも合ってて実によい。マルチボール獲得。
Congo(Williams 1995)
1プレイ50円。山があったり飛行機でボールが飛んだり、動きが面白いし画面の下にゴリラがいてボールを弾いたりして楽しい。いかにもジャングル、みたいな音楽が流れる。マッチ当選。
Evil Kneivel (Bally 1977)
2プレイ100円。店長さんオススメの一台。とにかくアメリカ的なデザイン。プレイしてみると台の傾斜も緩く、穏やかには遊べる。効果音が鈴みたいなベルみたいな音がなるのだけれどそれがとにかくかわいい。
Banzai Run(Williams 1988)
まず名前が面白いんだけど奥はバンザイヒル。バイクがボールをバンザイヒルの入り口まで連れてってくれる。ほぼ垂直のバンザイヒルを登り切りたい。たのしい。どうやらバイクレースらしい。
Roller games(Williams 1990)
思ったよりボールが立体的に動いて驚く。なんかなんかダミ声みたいな男の人がよくわからないことを叫んだりしたいて世界観がよくわからない。殴り合いながらレースをするのか。
No Fear Dangerous Sports(Williams 1994)
とにかくこのガイコツがよく動いて喋る。ボールの動きもたのしい。これもレースものだろうか。
STAR WARS Trilogy(SEGA 1997)
とにかく始めるといつものテーマ曲が流れるだけで楽しくなる。有名なテーマ曲があるだけで強い。盤面のフィギュアみたいなのもかわいい。ルークになってXウイングでジャックポットを狙うのが楽しい。
STAR WARS episode1(Williams 1999)
奥に画面が写ってるタイプ。オープニングの音楽が流れて字幕が奥に流れていく演出がぴったりですごくよい。あとアナキンがむっちゃ喋る。楽しい。
STAR WARS(DETA EAST 1992)
テーマ曲が流れないタイプ。盤面は鮮やかで賑やかでよい。狙ったところにボールをコントロールできないのが悔しい。あとコントローラーでビデオゲームみたいなこともするのが忙しい。私はボールの動きを追うだけで精いっぱいだ。
REVENGE FROM MARS(Bally 1999)
奥に画面があるタイプ。ビデオゲームとピンボールが一緒になったみたいで楽しい、火星人のデザインがどうも憎めないのもよい。
The Twilight Zone(Bally 1993)
左上のステージみたいなとこにボールを持って行きたいけどよくわからない。時計のギミックが格好いい。マルチボールが忙しい。
The Addams Family(Bally 1992)
好きな映画だった。いつものテーマが流れるのがたのしい。マルチボールの時にハンドがボール持ってきてくれるのがすごくよかった。
TOMMY (DETA EAST 1994)
なんかご機嫌な音楽が流れてるなぁと思いながらやってたらあわあわしてるうちに終わってしまった。
ELVIS(STERN 2004)
賑やかな盤面でエルビスが歌って踊るのがとにかく最高に楽しい。マルチボール獲得。たくさん曲が入ってるらしくもっと聴きたくなる。
KISS(Bally 1979)
意外と激しい曲が流れずにかわいい効果音がなる。よく考えたら古い台だった。おだやかでよい。
KISS Pro(STERN 2015)
盤面も賑やかなのだけれどそれよりなにより始めた瞬間に音がやたらデカくていいのが笑えてくる。とにかく音が大きくてやたらいいのが最高でそれだけで楽しい。二回連続マッチ当選。終わらないKISS。
THE ROLLING STONES(Bally 1980)
盤面のデザイン以外にはローリーグストーンズ要素少なめ。全体的におだやかな時代のピンボール。ややこしくないのはよい。
The Rolling Stones(STERN 2011)
盤面が派手で音がいい。盤面を所狭しと駆け回るミックにボールを当てるのが楽しい。ボールセーブがないのかすぐに終わってしまった。好きなバンドがピンボール台になることは間違いなくファンには嬉しいことだろう。これは日本でいうとパチンコ台になるようなことか、とか考えた。多分ちがう。
Fun House(Williams 1990)
とにかくこの顔が動いたり喋ったり寝たりですごくキモくてとてもいい。どうにか顔にボールをぶつけたいんだけどむずかしくてできなかった。左にもブランジャーがある。
TEENAGE MUTANT NINJA TURTLES(DETA EAST 1991)
意外とそんなにテンション高くないタートルズ。ピザが回ってる。ゲームオーバーになるといつもの音楽が流れる。すぐ終わってしまった。
South Park(SEGA 1998)
ずっとオナラの音と笑い声と下品なセリフ(ちゃんとピー音が入る!)が流れてて、ちゃんとサウスパークしてたのでよかった。マルチボール4つは忙しい。
The Simpsons Pinball Party(STERN 2003)
とにかくシンプソンズのピンボールをする以上、ホーマーに叫んで欲しいのだけれど聞くことはできなかった。なんだか点数を稼いでいないと思うけれどなぜかリプレイを獲得した。全体的なテンションが高くてよい。
SUPER MARIO BROTHERS (Gottlieb 1992)
いつもの音楽にいつもの効果音のマリオ。傾斜もゆるいしなんとなく子供向けな感じ。マルチボール獲得。
Mr. and Mrs. PACMAN(Bally 1982)
なんだか私の知ってるパックマンじゃない。1980代前半のピンボールはだいたい効果音が同じ気がする。傾斜が緩やか。盤面に電光表示とかがあるのはちょっと珍しい。
INDIANA JONES(Williams 1993)
いつもの音楽が流れるのはやっぱり楽しい。飛行機のプロペラが回る。ボールセーブがエターナルライフなとこが最後の聖戦を思い出してすごくよかった。
Indiana Jones(STERN 2008)
新しい台は電飾が綺麗で音がいい。なんかいろいろ動きそうなギミックがあったけどあんまり試せないまますぐに終わってしまった。マルチボール獲得。
Batman(DETA EAST 1991)
キートンのバットマン。大きな音でバットマンのテーマが流れるのすごくよい。マルチボールからジャックポットでリプレイ獲得。映画の雰囲気で出ててよい。
BATMAN FOREVER(SEGA 1995)
この映画からロビン登場。ジムキャリーがリドラー。盤面もリドラーを意識してか緑が多い。液晶の演出が格好良くてよい。マルチボールからジャックポットでリプレイ獲得。
Batman Dark Knight(STERN 2008)
ノーランのバットマン。とにかく好きな映画なので楽しい。ジョーカーやスケアクロウが動く。2000年代に入ると盤面もどんどん豪華に綺麗になってよい。
BATMAN 66 SUPER LE(STERN 2016)
アダム・ウェスト版バットマン。盤面が賑やかで液晶が綺麗でご機嫌なバットマンのテーマが流れる、とても最高。当時のテレビの映像がどんどん流れてとても楽しい。
TERMINATOR 2 JUDGEMENT DAY(Williams 1991)
映画のイメージよりカラフルな盤面。ターミネーター2の有名なセリフをわりと言う。すぐに終わってしまった。ゲームオーバーになるとアイルビーバックって言われる。
TERMINATOR 3 RISE OF THE MACHINES (STERN 2003)
映画はアレでしたね。画面の上にRPGがあるのすごい。ピンポン玉を発射して光ってるとこを狙う。マルチボールがわりとむずかしくないような気がする。リプレイ獲得。
LAST ACTION HERO(DETA EAST 1993)
懐かしいよい映画だった。とにかくシュワちゃん主演の映画は間違いがない時代が確かにあった。スマートミサイル機能の使いどころがよくわからない。盤面が賑やかでよい。
Space Invaders(Bally 1979)
私の知ってるインベーダーよりなんかすごい凶悪に書かれてるけど効果音はゲームのまま。盤面は広いしフリッパーも4つあってなんだか楽しい。
CLOSE ENCOUNTERS OF THE THIRD KIND(Gottlieb 1978)
盤面のエイリアンの顔が可愛い。盤面を眺めて未知との遭遇だと気付いた。よくわからないままにすぐ終わった。
APOLLO13(SEGA 1995)
いい映画でしたね。盤面のNASA感がよい。4つのマルチボールであたふたするので13個とかは絶対無理だけど一度体験してみたい。
Back to the Future(DETA EAST 1990)
とにかく盤面のマーティが似てないのがすごくいい。もう2017年ですけどと言う気持ちになる。すぐに終わってしまった。
Monopoly(STERN 2001)
なんだかよくわからないなりにマルチボールとかエクストラボールも2回獲得してリプレイ獲得だった。よくわからないままスキルが高まってきている。
World Poker Tour(STERN 2006)
たぶんポーカーのカードを集めて大会を勝ち上がっていくゲーム、盤面が広くてなんだかよい。ラスベガスって感じ。
AVATAR(STERN 2010)
キャメロン。とにかく右奥のロボがかっこいいのでボールを当てたかったけどできずに終わった。わりとおとなしい印象。
Tron Legacy(STERN 2011)
盤面と音楽のSF感、未来感がよい。とか思ったたらすぐ終わった。デザインが格好よい。
SUPER MARIO BROTHERS MUSHROOM WORLD(Gottlieb 1992)
台が小さいから子供向け?全然ボールが落ちないから一生できる気がするも、もちろんそんなこともなく終わる。
Transformers LE(Combo) (STERN 2011)
とにかくオートボットたちが格好いい。画面がごちゃごちゃして見にくいのも映画らしさが出ててよい。賑やかで楽しい。
SPIDERMAN(STERN 2007)
サム・ライミ版のスパイダーマン。いろんな敵を倒すのが楽しい。マルチボールでなんかたくさんジャックポットになった気がする。
Jurassic Park(DETA EAST 1993)
Tレックスが動くのがやっぱりよい。しかしスマートミサイルの使いどきがよくわからん。マッチ当選。
Avengers Pro(STERN 2012)
台の傾斜がきついのかすぐに終わる。液晶にはいろいろ出てくるけどハルクくらいしか人形がないのがさみしい。
X-MEN(MAGNETO)(STERN 2012)
よくわからないままにマルチボールが始まったり終わったりした。マグニートの前にマグネットの仕掛けがあるのが磁力で攻撃されてる感があってよい。
PIRATES OF THE CARIBBEAN(STERN 2006)
全体的に映画の雰囲気が出ててよい。海賊船にボールを当てると徐々に壊れて沈んでいくのが楽しい。
Guns'N' Roses(DETA EAST 1994)
とにかくプランジャーが銃とバラなのがすごくいい。賑やかで聞いたことある音楽が流れて楽しい。
Metallica Pro(STERN 2013)
奥行きが広く感じる。ルールを把握しないままに終わった。蛇と人形がかっこいい。
IRONMAN (STERN 2010)
ウォーマシンにボールをぶつけてるとマルチボールが始まる。盤面は2000年代のスターンな感じでカラフルに光って賑やかでよい。
75th Anniversary Wizard of Oz(JERSEY JACK 2013)
液晶も盤面も綺麗だし面白そうなギミックもたくさんあるのに、ボールセーブがないせいかとにかくすぐ終わる。むずかしいのか。
Lord of the Rings(STERN 2003)
奥の指輪がとにかく格好いい。あと液晶には出てくるキャラクターの顔がみんな不細工な感じでとてもよい。面白そうなのにすぐに終わってしまった。
The Hobbit LE(JERSEY JACK 2016)
液晶がとにかく大きいし電飾も色鮮やかでとにかく目が楽しい。あと台の傾斜が緩やかな気がしてプレイしやすい。終わった後はQRコードまで出る。すごい、最新。
Shrek(STERN 2008)
ご機嫌な音楽が流れてるし右上に小さいピンボールもついてて楽しい。雰囲気が柔らかくてよい。
STAR TREK (Enterprise Limited Edition) (STERN 2013)
とにかく派手でよい。エンタープライズ号にボールを当てるとガンガン揺れるのが楽しい。手前のボタンはいつ押せばいいかわからない。マルチボール獲得。
CAN CRUSHER(WHIZBANG 2016)
ルールがよくわからない。最新なのに演出があんまりない。フリッパーにフリッパーって書いてるのがかわいい。
Tales From The Crypt(DETA EAST 1993)
1プレイ10円。陽気なホラーという感じで楽しい。ピンボールはホラーと相性がいいのか。墓石に何回か当てるとマルチボールが始まる。
Walking Dead(STERN 2014)
ドラマはわりと見てた。小屋の奥に顔があったりデカゾンビがいたり楽しい。弾の動きが早いのかすぐ終わる。むずかしいのか。
Space Shuttle (Williams 1984)
4プレイ100円。古きよきピンボールって感じがして美しくてよい。マルチボールのカウントダウンがとてもかっこよかった。
Skateball(Bally 1980)
1プレイ10円。スケートボードなのにサーフィンの人おる。なんか穏やかな気持ちでやれてとてもいい。正面の少年が良く見たらおじさんだった。
Black Out(Williams 1980)
1プレイ10円。勝手に簡単だと思ってたらすぐ終わった。なんだか色使いが鮮やかでよい。全体的に古き良きSF感出ててかっこいい。
Firepower(Williams 1980)
1プレイ10円。古い台だし傾斜も緩いし簡単だと思ったらすぐ終わった。とにかく絵がグラディウスみたいで格好いい。こんなに古いのにマルチボールがあるのはすごい。
TRON (Bally/Midway 1982)
店内にあったのでおまけ。十字キーじゃない操作がとにかくむずかしい。左がダイアル右がジョイスティックとかで面ごとにゲームのルールも違うのですぐに終わる。壁を破壊してトンネルを抜ける、みたいなステージをクリアして次のバイク対決でゲームオーバー。
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多分のこの日、世界で一番の多くのピンボール台をプレイしたのは私だと思う(そもそもここより多くピンボールがプレイできる環境がほとんどない)(それに上級者はプレイ時間が長くなるので多くの台をプレイできない)新しい台はやはり演出として派手なのは楽しい。あとは好きな作品だとメインテーマが流れると楽しくなる。マッシュルームの方のマリオがダントツで初心者向きな気がする。とりあえずどの台を打ち込むかを決めようと思います。
とっぴんぱらりんのぷぅ。
ピンボールをめぐる冒険。
みなさん、ピンボールは好きかい?私は村上春樹の「1973年のピンボール」を読んでからピンボールが好きなので、今日はピンボール好きにとっての天国みたいなスーパー素敵スポットの紹介をします。
THE SILVER BALL PLANET|心斎橋BIGSTEP 3F
店長のなんばさんにお話を聞いたらなかなかの長さになったんですけど、おもしろかったのでできるだけそのままにしときます(これでもちょっと削ったりした)。個人的におもしろかったポイントはなんばさんはアメリカ住まいが長かったらしいので、話を文字に起こしているときにこの人は英語の文法で日本語を話してるんだ!という気づきがあったことです。
*
ーお店はいつからされてるんですか?
「2013年の12月くらいから」
ーお店にはピンボールは何台あるんですか?
「100台です」
ー100台ってことは、日本で1番多いんですか?
「保有台数をもっと持っている方とか場所はあるんですけど、100台常に稼働しているのはここくらいじゃないかな。ちょっと僕も確証はできないんですけど。他の博物館的にやっているとこがあって。うちはもうプレイしてもらうことが目的なんで、常にここにメカニックの人に居てもらって、常に壊れたら治すということをしているんです。稼働しているのは日本一?じゃないかなと思います。」
ーここはもう初めて3年ですけれど、初めたきっかけとかはなにかあるんですか?
「ここ運営している会社の人たち、僕も含めて、アメリカの文化が好きで。ピンボールも好きで。で、アメリカ村ってアメリカの文化の影響をすごく受けていて、自然発生的に生まれた場所なんですよ。何かを作りましょうってこういう村を作りましょうってじゃなくて、個人の人が集まって、それでアメリカ村って言われるようになったんですよ。で、ピンボールって年代ごとにデザインって見たらわかると思うんですけど違うんですよ。その時代時代のデザインや、その文化、映画だったり、がぎっしりこう詰まって、それを体感してプレイできるっていうんで、アメリカの影響を受けてできたアメリカ村の中で、アメリカを体感できる、雰囲気もね、アメリカらしいゲームなんで。そういうこともあってこれを作ろうと。」
ーアメリカでピンボールをされてたんですか?
「僕は実はこの運営会社ってアメリカにも事務所があって、まぁ貿易とかいろんなことで、そのアメリカの事務所の方の担当者で、ここだけじゃなくこのビッグステップをその3,4年前か、やるってちょっとこっち手伝うて、行ったり来たりしてるんですよ。だから、僕はずっとそのアメリカで生活してるんで、ピンボールはもうアメリカはすごい。もうみんながやってる。」
ー今でもピンボールは人気ですか?
「一時やっぱりコンピューターゲームにやられて、日本と同じでコンピューターゲームに押されてなくなったんですけど、またアメリカで復活してるんですよピンボール。今は個人が買うんですよ。今でも作ってるし。で、もともとはバーにおいてあったりあとゲームセンターも、アーケードってことでピンボールおいてあったり。だからもう誰でもちっちゃいときやったってのがあったんで。で、その人達が大きくなって、でまたピンボールやりたいってなって、で復活し始めて今アメリカってけっこうボーリングが復活してたりとか。っていうのはボーリングはアメリカの文化にすごい根付いている、どこに行ってもボーリング場があり、アメリカはどこの田舎にいってもピンボールがあったりしてるんで。そういうアメリカの生活に密着したものなんで。結局今アメリカってすごくノスタルジーなんですよ。その昔の古き良きアメリカのファッションだったりとかも戻ってきてるから。で、クラフトビールって自分でビール作ったり、大手じゃなくてコーヒーブームとかあるじゃないですか、サードウェーブみたいに。ビールを小規模の会社が作るみたいな。地ビールです。で、地ビールも扱ってる、ピンボールを置いてあるバー、みんなが集まる場所。がけっこうオープンしてるんですよ。ちょっとおしゃれな感じ。で、それが都市部ではそれがもうファッション的におしゃれって言う風に見られて、復活してるんですよ。」
ー日本でもまだ90年台はピンボールありましたよね、ゲームセンターとかに。
「あと風呂屋にあったりしたんですよ、むかし。僕は関東の人間なんで、大阪の人に聞いたら50代の人とか60の人とか。風呂屋にあったりとか、駄菓子屋にあったりとか。」
ー最近はもうすっかり見なくなりましたね。
「というのはピンボールのあとにやっぱりコンピューターゲームが出てきて、それに全部やられちゃって。アメリカでもどんどん会社が倒産して、一社だけ大手は残って。でそこがまた頑張って復活してきてアメリカでもまたピンボールブームがでてきた。」
ーまた流行る兆しみたいなのがでてきてるんですね。なんばさんは昔からピンボール文化に触れてきたんですか?
「そうですね。16からアメリカに行ってるんで。」
ー70年台くらいが流行ってたんでしたっけ?
「そう、70年台が一番すごいピーク。70年台80年代前半ぐらい、だからテレビゲームが出てくるまで。もっと古くからあるんですけど。」
ーその頃の台とかも置いてあるんですか?
「うちね、基本的に一番古いの78年かな、それぐらいからあとにしているんですよ。その前のやつっていうのはやっぱり、先程言ったみたいにうちはプレイしてもらうことが目的なんで。古い昔のまぁ資料的価値はあるんですけど、ちょっとあそんでてゆるい、ゆっくりだったりとか。」
ーじゃあもっと古いのもあるけどあくまで遊ぶことを考えた上で。
「そう70年代後半、ギリです78年か。」
ー新しいやつは派手でおもしろいですもんね。
「番新しいのがまだ作られてますから、新しいのはほとんどあります。」
ーけっこうやっぱ色んなメーカーとかあるじゃないですか。それぞれに特色とかあるんですか?
「僕そこらへん詳しくないんですよ。僕ね、一番ピンボールのなにが好きかってデザインなんですよ。横だったりとか。ライティングだったりとか。特に僕は70年台だったり80年台前半の、台のその格好良さ、デザインだったりとかフォントだったりとか、横のデザインとか。あんまりそのメカ的なことはその詳しいこうピンボールのゲームとしてのというよりもそういうのが好きで。あんまりガーッと台とかの詳しさには。そのピンボール自体のゲーム性というよりも、僕はピンボールっていう文化が、好きなんですよ。最初に見た映画でがんばれベアーズって映画があって、ゲームセンターでエアホッケー置いてあったりピンボール置いてあったり、ああいうこう、アメリカっていう文化が好きでアメリカに行ったんで。」
ーアメリカ文化が好きで、その中でピンボールが好きでこっちに持ってきたんですね。
「だから昔のゲームセンターとはぜんぜん違う感じだと思うんです。内装も、あそこにシャンデリア置いているのも。
瓶のコーラも置いたり。(瓶コーラの自販機がある!)
っていうのは昔はピンボール言ったみたいにゲーセンにあったりって、イメージ的にはただゲームして、ゲームセンターに男しか居なかったりちょっとワル系の不良が集まったりするゲームセンターもあったりとか、まぁそういうイメージだったと思うんですよ。僕らそれが結局ピンボールをもうほとんど知ってる人が居なくなったんで、もっかい再定義しようと。イメージを。で、格好良くしようと。だから並べ方もね、ちょっと斜めにしたりとか。普通だったらこうダーッと並べるでしょ。いっぱい入るように。そうじゃないように並べてるんですよ。」
ー格好良く見えるように?
「はい。並べ方にも気を遣ってるんですよ。で、赤と黒のデザインで。」
ーおしゃれな文化としてのピンボールを。
「ピンボールって格好良いんだぜっていう。ピンボール上手かったら女にモテるぜ、くらいの。」
ー当時はそんなこともあったみたいですね。
「そりゃありますよ。アメリカでもそうだし。上げるっていうカン!っていう音がするんですよ、クレジットが入ると(ピンボールは設定されている点数を越えるとカン!という音が鳴って1クレジット入ってもう一度プレイできるようになる)あの音はやっぱりオッっていう。なんでも上手かったらけっこうみんなの同級生とかにもこいつ上手いんだよピンボール、とかって。尊敬されたりするものって必要じゃないですか。女の子にモテる。大事じゃないですか、男の子ってね。だからそういう格好良いんだぜっていう。ピンボールって格好良い、僕もすごいデザイン格好良いなと思うんで。し、アメリカっぽいアメリカの文化。カウンターカルチャー。」
ーこの中でも特になんばさんが特に気に入ってる台はありますか?
「まぁね、プレイしたら新しい台がいいんですけど、デザイン的に言ったらこれは古いのから二番目なんですけどね、ステンシルで吹いたようなほんとアメリカらしいデザイン。ピンボールのゲームとしては置いといて。ほんとこのアメリカらしいデザイン。これも好きだし、
(Evil Kneivel 1978 )有名なスタントマンの台らしい。
あとは最近のでいったらまぁトロンとかも格好良いし。
(Tron Legacy 2011)未来感のあるデザイン。
このバリー、このデザインなんかもすごいアメリカっぽい。
(Centaur 1981)ちょっとこわいデザイン。
このデザイナーもすごい。
(BLACK HOLE 1981)盤面の下にもステージ?がある!
これはゴーストバスターズ。一番新しい台。去年、2016年。
(GHOSTBUSTERS LE 2016)ピカピカしててよい。
これ70年台にKISSが一番活躍してた時にできて、すごいデザイン的にもロックな感じですけど。
(KISS 1979)ロゴが光るのがよい。
それを、最近また新しく作ったんですよ。でも同じアーティスト使って、その時の残しながら、アップデートしていく。音とかすっごい良いですよ。デザインは70年台のその雰囲気を残しながらアップデートしていく。
(KISS Pro 2015)とにかくほんとに音が大きくてとてもよい。
結局ピンボールにしても、ボーリングが復活したのにしても、みんな誰でもできて、本当はゲーム自体は好きなんですよ。ただそれ自体が古くなっちゃって、枠というかゲームが、で今の子たちに合わなくなっちゃったのが、今の人たちにそのいいとこだけを残してアップデートしてって、するとみんなが飛びついてます。」
ーこっちのほうが目を引きますもんね。
「今のそのKISSはSTERNっていう会社で、そこが今、大手で一社残っている会社で、で、これがジャージージャックっていう新しくできた会社なんですよ。ホビットと、
(The Hobbit LE 2016)液晶もライトも綺麗。いかにも最新。
ウィザードオズ、これがまず第一号だったんですよ、新しい会社の。」
(75th Anniversary Wizard of Oz 2013)画面が綺麗で、あと盤面も賑やかでよい。
ーちゃんと新しいのも入れてるんですね
「ヨーロッパもできてるんですよ、新しい会社が。ビッグ・リボウスキっていう映画の台作ったりとか、あとエイリアンの台作ったりとか。ヨーロッパでもピンボールけっこう熱いんですよ。これバットマンの、バットマン66って一番最初テレビでやったバットマンシリーズの。これ日本で僕らちっちゃい時にテレビでやってたんですよ。僕らの最初のバットマンはこれだったんですよ。この感じで。
(BATMAN 66 SUPER LE)とにかく全体的にご機嫌でとてもよい。
これは記念モデルの最上級モデルで。今だいたい出るとスタンダード、リミテッドとか出るんですけど、これはスーパーリミテッドで世界で80台しかないんです。」
ーそれはすごいですね。
「だから、ほんとマニアの人が居たらこれは触らせちゃダメだって言ってます。東京の方のピンボールの会社のマニアの人とうちの人間話したら、これをプレイさせちゃだめですよって」
ードンドン叩いたりしますもんね。
「これはもうあの飾っとくものだっていうんですけど、僕らはもう全部プレイしてもらう。」
ーありがたいです。
「だからこれ、ゲームセンターでプレイできるのってここだけじゃないかな。世界的に。みんなだから、個人では持っているけどゲームセンター出すのは安いランクのだから」
ー壊れるかもしれないですもんね。でもバットマンも4台並べて。
「バットマンは全部ある。
たとえばこうマヌケなやつ。これも好きなんですよ。」
(The Flintstones 1994)ボタンを押すと喋る。楽しい。
ー見た目がやっぱり可愛いですよね。
「そうなんですよ、だから本当に見るだけで見てるのもすごく楽しい。その年代によって違うから、スターウォーズだって三部作デザインが違うから。見てるとやっぱり一台一台違うから、テイストが違うし。
(STAR WARS 1992)これはDETA EAST製。R2-D2が中にいる。
(STAR WARS Trilogy 1997)これはSEGA製。固まったハン・ソロがいる。
(STAR WARS epsode1 1999)これはWilliams製。奥に画面が映ってる。横にライトセーバーがついてる。
有名なデザイナーの人が居て、あ、これはあのデザイナーだとかっていうことがわかるし。
今若い子がけっこう来てて、女の子もすごく多いんですよね。昔ゲームセンターに女の子だけで来るとかまずありえないかったの。僕ら若い頃は。
今日もアメリカの新聞の記事読んだんだけど、シカゴで今コンベンション(発表会)やってて、ピンボールの。最近家族連れがすごく増えている。子供を連れた、8歳から12歳の子供を連れた、お父さんが30代40代ぐらいの人たちが、子供をつれて来てるんです」
ー流行ってた時代を知っている世代が親になったってことですか。
「そうなんですよ。で、ここも、それすごく多いんですよ。親子で来てて。」
ーお父さんが懐かしく思って子供に。
「そう、だからお父さんはだからすごく上手かったりするから、お父さんうまーいって言って、お父さんちょっと自慢げにやってるの見るの僕すごく嬉しくて。ほろっとする。こう親子で、なかなかお父さんバカにされたりとかも多いから。でもお父さんすげえって言って子供と一緒に遊べて、お父さんが尊敬してもらえるっていう。」
ーやっぱり遊びとかがうまいと尊敬しますもんね。
「そう、かっこいーって子供が単純にもうそれだけですごいと思うから、なったら良いなと思ってたんで。あとデートで来たりとかで、片方ずつフリッパーでやったりとかしてるの見たりとか」
ーほほえましいですね。お店しててよかったこととかはそういうことですか。
「そうです。ほんとにもう、色んな人が来てくれる。外国人がすごく多い。」
ーけっこう海外のお客さん多いですね。
「ここを、YOUは何しに日本へ?(テレビ番組)でなにしに来たんだってインタビューしたら北欧から大阪にピンボールしにきたって人いたみたいで、そのあとここの写真いれてくれたんです。北欧もけっこう熱いんです。昔からあるんですよ。っていうのは76年までかな、一時ね、ピンボールがアメリカの大都市で禁止されてるときがあったんですよ。シカゴはピンボールを作っている工場がいっぱいあったんですけど、ギャンブルにピンボールの機械を使われてたりしたんですよ。で、ギャンブル性を煽るものだ、ということでアメリカで禁止されたときがあったんですよ。街によって。だからどんどん海外に輸出したの。ヨーロッパとか。」
ーそれでヨーロッパにも定着したんですね。
「それがなぜよくなったかっていうと、ピンボールプレイすごいうまいやつが、議会に行って、これはテクニックのスポーツだ。76%かなんかはテクニック」
ー残りが運要素だけどテクニック要素が大きいと。
「そうそう、テクニックだから、ギャンブルにはならないっていうのを証明したんですよ。証明した議会っていう有名な事件があって。わざわざ議会でピンボールをしてこうですよってちゃんと証明したんです。これはギャンブルではなくテクニックが重要ですよっていうことを証明して、OKになった。まぁ儀式的なんだろうなとは思うんですけど。ただその時期はかなりヨーロッパとかにも送られてて。ここの毎月最終土曜日、今週土曜日もそうなんですけど、大会があるんですよ。ピンボールトーナメント。それはもともと京都で外国人の人が初めたんですよ。」
ーお店主体でじゃないんですか。
「違うんです。その外国人のお客さんが京都で初めてて、それが京都のやってたお店が閉まっちゃったんで、ここがオープンしたのを知って、なんだこりゃってことでやらしてもらえないかってきて、ぜひやってくれって言って。で、やってたのが彼が国に帰んなきゃなんなくなって、その時に参加した日本人の人が、引き継いでやって、ずっとやってて。
いま、彼らがここに集まる、それは僕も望んでいたことで、ここのピンボールを通して、ここでコミュニティができたらいいなと思ったんですよ。知らない同士でピンボールを通していろいろグループができたらいいなと思ってて、自主的に。そしたらやっぱそういうのができて、Silverball Satelliteっていう」
ーお店のホームページに乗ってますね。
http://www.silverballsatellite.com
台の遊戯説明とか。ここのお店がしてるんじゃないんですね。
「有志の人がしてるんです。で、トーナメントも彼らが運営してて、僕らが協力というか、」
ーじゃあここ中心に関西ピンボール勢みたいなものが。
「そうですそうです。これ自然に生まれたんですよ。で、その中でもここで初めてピンボールやった子とかが、触った子とかもそこに入ってて、この間も初めて優勝してて」
ーピンボールを始めるにはすごくいい環境ですもんね。
「で、彼らも好きだから、ここ残ってもらいたいと思ってるから、すごくよくしてくれて。台の不調とかも動かなくなったら分かるんですけど、なんか上がらなくなったとか、ほんとはこうやったらライトがつくはずなのにつかないってのは僕らでもわからない。でもその人達はわかる、好きだから知ってるから、言ってくれるんですよ。で、そのメカニックの人とも仲良くなって。」
ーあたたかいコミュニティが。
「できてるんです。だから僕らもできる限りのサポートをして一緒にこう盛り上げて。」
ーここができるまでピンボールはあそこのゲームセンターに1台か2台ある、みたいな感じでしたもんね。
「調整もあんまりしてなくて」
ーやっぱり大変なのはメンテナンスですか。
「そうなんです。ここを作るときも稲沢の博物館に行ったりしたら(日本ピンボール博物館、現在は休館中)やっぱり壊れてる台が多くて、メンテナンスが追い付かない。メンテナンスがキーだなと思って。で今ここやってもらってる方は昔リペアとかしてた人がいたんで、その人と出会えたことがキーでしたね。」
ーその方はもともとメンテナンスをされてた方なんですか。
「はい。で、もうピンボールだめになったんで他のとこで働いてたんですけど縁があって是非ここでってことで。」
ーその出会いは大きいですね。
「絶対それじゃないと無理ですよ。」
ーなかなかピンボールのメンテナンスの技術持ってる人いないですよね。古い台とかはサポートも無いでしょうし。
「メーカーのサポートも、結局アメリカから持ってきてるからメーカーのサポートはないです、メーカーもなかったりするから。でもパーツはけっこうあるんですよ。流用、他でも使えたりするし、マニアが作ってたりもするんですよ。だから絶対に治すの不可能みたいなのはないんですよ。新しい若い子も育てていかないと。」
ーやっぱりここで初めてピンボールをする人も多いと思うんですけど、初心者におすすめの台とかは料金が下がってる台ですか?
「そうなんです。入り口に10円のやつ置いたりとか。あれは100円で1回すぐ終わっちゃったらえってなるんで10円でまず練習してもらって。まず10円とか100円で4プレイの台でフリッパーの練習とか。で、だいたいこのライトの点いてあるところを狙うと、ゲームが。一台一台ゲームがあるんですよ。だからここのライトの点いてあるところを何回通してそしたらマルチボールっていっぺんに玉がいっぱい出てきてとか、それを解説してくれてるわけですね。(シルバーボール)サテライトは、ゲームのルールを。」
ーゲーム性むっちゃ複雑ですもんね。
「だからこうやってハマってきたら、どんどんどんどん次のレベルに行けるから。最初このフリッパーのコントロール、ボールのコントロールを勉強して、狙ったとこにいくとか落ちないようにするとか、ティルト(台を揺らしてボールをコントロールするが、台を揺らしすぎると台が停止してしまう)にならないように微妙に動かすとか。そういうのもね、大会の時に上手い人だけじゃなくて初心者もウェルカムなんです。初心者には台のその説明して、ここ狙ったらいいですよとか。」
店内にはインストカードも置いてます。
ー初心者大会とかもやってますよね
「そうなんですよ。でも人数がすくなかったりしたらマンツーマンでも教えてくれるから。」
ーそれは上級プレーヤーの方が。
「そうです主催者の人がこの台はここを狙って下さいとかここはこうやったらとか教えてくれるんで、だから一回この大会に出ると、ビギナーズラックで上手い人でもボール落ちちゃったりするから、一回出るとプレイ代だけであ、こうやってやるんだって上手い人のも見れるから。ここはこう狙ったらいいですよとか、すごく台を教えてくれるから。やっぱりピンボールだけに限らないんですけど、上手い人ってこう見下すときあるじゃないですか。それすると初心者はもう嫌になっちゃう。俺のが上手い、俺のがえらい、みたいな。ここに来る人達はそれを一番しちゃいけないと思ってるから。みんなここを盛り上げたりピンボールを盛り上げたいから。いかにみんなに楽しんでもらえるかってなってるから。あたたかいです。」
ーやっぱり始める上で詳しい教えてくれる人が一人いたらめっちゃ助かりますもんね。
「その人達がここにいたらみんなボランティアで教えてますよ。このゲームこうやったらいいよとかわかんなかったらそうやって教えてくれる。自主的にやってくれるからほんと助かるんですよ。」
ーむちゃむちゃありがたいですね。
「すごいそれが僕らも願ってたんで、ヌシみたいに飲み屋でもなんでも常連さんが大きい顔してたらみんな来ないじゃないですか。じゃなくてほんとにたとえばクレジットとか残ってたらどうぞこれやって下さいって言って来てる子たちに言ってくれる。タダでこれやっていいですよって言ってくれるし。だからね、ほんと大会にポンと来て、誰でもこう来て参加費も無いから、で一回やってみるのが、初めてなんですって言ったら横から喜んで教えてくれるから、それが一番入り口としてはいいかもしれない。もしあれだったら土曜日四時からやるんで明日来たらパーッと教えてくれるんで、出たら、ピンボールもすごく教えてくれる。それが一番深くピンボールの面白さがわかる」
ーやっぱりハマったり上達するコツは大会に来るのが一番早いんですね。
「それは本当に教えてくれるからピンボールのことを。でも、バカにしたりとかは一切ないから。」
ーお店の施設だけでもすごいですけどその環境ほんと大きいですね。
「僕ら本当に感謝してます。」
ーやっぱり箱だけ作ってもなかなかそれで回らないですもんね。
「やっぱ入るときって大事じゃないですか。なんか始めるときって。もう二度と行かないとか、あそこちょっとやだとかってなるのは嫌だから、ここの人たちはほんとよくしてくれる。」
ー見た目的は面白そうだけどちょっととっつきにくいとこもありますもんね。
「だってスマートボールと間違えてる人が多くて。だからお金入れてボール弾いて横のボタンに気づかずにずっと見てる人がいるんです。何度も言いました。あー!って。」
ーなかなかピンボールを知らない人多いですもんね。
「ピンボールの台とかゲームに関しては明日ですね。大会で聞いてもらうのが一番。」
ー明日も来させてもらいます。僕もピンボール好きなんで。
「だったらぜひ大会に。大会って言い方、その大会って言うとすごくハードル高いんですけど、全然大会って言いながらも誰でも子供でも来ますよ、お父さんと。常連さんで、お父さんと小学校低学年の女の子と高学年の男の子親子さんよく来るんです。お父さんよりも最近子供のほうが上手かったり。家族で出てくれたり。外国人も日本に来たとき出てくれたり。」
ーピンボール文化が根付いてるところの人からしたらすごいことでしょうね。
「ここに居たら日本人の奥さんとアメリカ人のお父さんと子供の家族がそこらで食事して出てきて、ここのこと知らなかったんでしょうね。ふっとアメリカ人の旦那さんが急にオーマイガー!って興奮して入ってきて、奥さんなんだかわかんないんですよ。その人はもう僕をぱっと見たら急にガーッと喋りだして、俺ちっちゃいときこのゲームやったこのゲームやったうわー!なんだここはー!って。奥さんはどうしたのこの人って感じになっちゃって。それくらいアメリカ人はノスタルジーというか、これ昔よくやったんだよこのゲームって。」
ー思い出の台なんでしょうね。
「(店内で流れている)このインタビューしてる映画の中で、一人のピンボールプレイヤーの話なんだけど、今はこうすごくデジタルになって、好きな映画はDVD借りたりネットでダウンロードできるし音楽もダウンロードできる、ちっちゃいとき見た映画もっかい見たいとかちっちゃいとき聞いた音楽もっかい聞きたいとかいつでもできる。でもちっちゃいときしたピンボールはプレイしないとだめなんだ。その体験はその台、初めてのデートでプレイした台とかはそこでプレイしなきゃだめ。やるとそういうのがもっかい思い出されるんだよ、昔のちっちゃかった頃が。アメリカ人はちっちゃい時にプレイしてるから、その時に戻れるんですよプレイすると。だからその台ばっかりしてる常連の外国人の方はいますよ。だからいろんなことを考えながらやってるんじゃないですか。こないだちらっと話してたら、彼女と初めてデートした時にプレイした台って、奥さんもニヤッとして、年配の方なんだけど。多分日本に旅行しにきてまさかここでプレイできるとはって。」
ーもうそこにも無いでしょうからまさか日本で出会えるとは思わなかったでしょうね。
「でもいま都会に復活してきたっていうけど、田舎の方はもう無いから。そのひと達は昔はあったけど、もうウチの地元にはないから、ここに来てびっくりしたって。こんなピンボールがあってって喜んでくれたり。
もう一つの違い、テレビゲームって、まぁロールプレイングでも、ゴールしたら終わりじゃないですか。終りがあるじゃないですか、クリアしたら。ピンボールって勝ってるうちは一生終わんないんですよ。終わりが無いんですよ。プレイがうまくいってるうちは。上手い人はもうずっとプレイしてる、帰るまで。勝ってるうちはずっとやっていけるんですよ、何時間も。終わりがない。ゲームは終わりに到着すると終わりでしょ。これはスコアもどんどん上がっていくから終わりが無いんですよ。結構疲れる。僕らも年取ったから腰とかも疲れる。集中力もすごい必要だし、体力使う。腰とかぐっと動かすじゃないですか。上手い人ほどぐっと動かすから。」
ー台を動かすのもどこまでやっていいのかわからないですよね。
「台によって違うから、ティルトって。そこも考えてどこまでいけるかっていうのも。常連さんはそこも多分知ってるから。ここはちょっとキツイですよとか。」
ー奥深いですね。だからずっとやり続けられるんですね。
「そうなんですよ。ゲームはそこ(終わり)に向かっていくんで。ピンボールはもう勝ってるうちは終わんない。」
ーピンボールという文化もまた盛り上がる兆しがあったんですね。
「さっき言ったみたいに、ボーリングにしてもピンボールにしても誰でもやったら楽しいんですよ、単純に。ゲーム自体。ただ、その時代によってみんなライフスタイルも違うし、流行も違うじゃないですか。そこに合わせていかないと。だからアレンジするんですね。ゲーム性だったりとかデザインだったりとか。ボーリングも、いまアメリカで復活したのはやっぱり椅子が、レーンで借りた時にシャンパンとセットだったりとか。革のシートで何時間プレイし放題で、四人で六人でパーティーとか。だからゲーム性というよりも、一時アメリカの方でもどこもそうなんですけど、コンピューターで一人で過ごしたりとか、ケータイで一人で過ごす一人で過ごす時間が増えただとか、その反動でやっぱみんなが集まって食事したり遊んだり大事じゃん。そういう場所を求め始めて。でピンボールとかボーリングってアメリカ人誰でもできるから。で、その昔のカルチャー、アメリカの文化を見直そうって文化があった。で地ビールとかウイスキーとか飲みながらピンボールとか。でも何も変わってないじゃないですか。ピンボール台は昔からあったんですけど、まぁ今でも作ってるんですけど。でも置いて若い子きたらおもしれーって遊ぶわけですよ。でもそれが、外が古くて昔の80年台のまんまの外側だったら若い子止まりもしない、中も入ってこない。」
ー入りやすい環境とかを整えてあげたら今でも十分通用する面白さがあるんですね。
「機械自体に罪はないんですよ。ボーリングのゲーム自体に罪はないんですよ。それのプレゼンテーションが、現代っぽくなかったから」
ー伝え方を努力したらまだまだ楽しめるんですね。70年台後半からの台を置いているっていうのもそこを考えてやってるんですね。
「だからもうけっこう試行錯誤して、テレビゲームに一回やられて、それはゲーム性として落ちたのはしょうがない。でもいま復活してきてるから。そういった昔の文化が、若い子はテレビゲームもちろんアーケードゲームも復活してるんですよ。ピンボールだけじゃなくて。80年台のパックマンだったりとか。あの頃のアーケードゲーム。で、日本橋のアーケードゲームばっかり集めたとこがあって、そこの店も僕も常連で、けっこういい関係あるんです。だからああいいうのが復活してるってことはちっちゃい頃遊んだ人たちが、それを今に復活させて、今の感覚でそこで何度も遊びたい。だから大人がおもちゃ集めたりフィギュア集めたり。」
Tシャツも売ってます。
ーこれからも台はどんどん増やしていく感じですか。
「新しいのはだいたい置いていこう。どんどん入れていこう。まだ年間2台とか3台とか出てるんで。」
ースターンとジャージージャックがまだ作ってるんでしたっけ。
「で、他にも1社2社あるんですよ。やっぱりそこからも。今入ってきてます。個人が始めてるんですよ。自分でピンボール作って。」
ーなかなか最新のピンボールできるとこってないですもんね。買おうと思っても簡単に買えるものでもないし。
「メンテナンスも。最近ここが知られるようになって。個人で持ってる方からオーバーホールして頂けますかとか、直してもらえますかとか。うちは一切やってません。」
ー改めてここのお店はすごい環境ですもんね。
「だから僕らも社会事業的な、ピンボールという文化をアメリカ村から発信していく。まぁそれに気付いてくれる人もいるし、まだまだそこら辺は気付いてくれない人も多いんですけど、でも若い子たちが来てほんと楽しそうに、SNS見てると初めてやったけどすっごい面白かったとか。僕らも嬉しい。まぁ知ってくれてる人達もいるし、初めて来る若い人たちがおもしろい言ってくれると間違い無かったなと。ピンボールが面白いと思った俺達は間違いなかったなと。」
ーSNSとかインターネット見てるとここができてから関西のピンボールプレイヤーのレベルがすごく上がってきてるみたいなのも見かけました。
「と思うんですけどね。まだまだ増やしたいですそういう人たちを。」
ー最高の環境ですもんね。日本一の環境でできますもんね。
「世界でもアジアから、香港からも来る人もいるし。バットマンの台にしてもアメリカでもできる人はあんま居ないんじゃないかな。」
ーそもそも80台ですもんね。
「スーパーリミテッドエディション」
ーそれが100円ですもんね。ありがとうございます。
「それだけ1000円ってわけにもいかないから。どれも100円でしょう。それもね、上についてるあのランプみたいなのあるでしょ。あれ最初違うのが来てたんですよね。僕ら気付かずに見た目は同じなんですよ。常連さんがスーパーリミテッドのやつじゃないんじゃないですかって言って、写真と比べても同じだから。スーパーリミテッドはライトが点くでしょ。で、問い合わせたら間違ってないですかって言ったらごめん間違えてたってすぐ新しいの送って。常連さんが見つけてくれたんですよ。」
ーみなさんすごいですね。今日はゆっくりピンボールをさせてもらいます。明日の大会も参加しようと思います。どうもありがとうございました。
*
これだけ話を聞いた私はなんだか楽しくなってしまって、それから店にあるピンボールを全台プレイしたのですが(8時間くらい掛かった)とりあえず全台の感想はこれもまたやたらと長くなるので別に書きました。
SilverballPlanetピンボール全台プレイまとめ。 - 黒い郵便船
ちょうど翌日が大会だということで参加してきました。普通の大会と初心者大会が同時にやっていたので、初心者大会に行くとその日は初心者大会は参加者が少なかったのでほぼマンツーマンのような形で経験者の方に教えて貰いました。フリッパーの使い方やボールのコントロールの方法などを教わり、特に台のどこを狙うと高得点が入る、みたいな台ごとの細かいルールを教えてもらえるとより楽しめるようになってすごいよかったです。ピンボールは予測のスポーツでもあるらしいので、とにかくボールの軌道を予想するのがいいみたい。あと自分がプレイする台を決めてやりこむとどんどん上達するらしい。初心者の方じゃない大会も初心者の方も初心者も全然参加しても楽しそうな感じだったので、次回は参加しようと思います。
優勝するとトロフィーがもらえるみたいです。とにかくみなさんピンボールをしましょう。
とっぴんぱらりんのぷぅ。
古着を着た私。
今日はとても愛情に溢れた文章を読んだのでなんだかとても優しい気持ちになってしまって、私もしっかり今日もやろうな、みたいな気持ちになったのだ。ここ数日、頭の回転がどうにもよくなくて、なので頭をしっかり回すことを心がける。糖分とカフェインを取ればいいのか。
頭の回転は鈍っているはずなのに私は面倒くさいことを考えがちで、本来世界は因果関係とはなんの関係もなくカオスとして存在しているのにヒトの認識系は因果関係としてしか認識出来ないのでこれはもうれっきとしたバグで、それでもこのバグを抱えて生きていくしかないのだろうし、バグを直して世界を正確に把握したらきっと気が狂ってしまうのだからなんとかだましだましやっていくしかないのだろう、しかし世界を因果関係でしか認識できないはずのヒトである私が世界が実はカオスであると知っているのは(認識はできていないように思う)どうしてだ、私も狂人の世界に片足くらい突っ込んでいるのか、みたいなことを考えてました。あと、「私がアイドルでないことを証明できない以上私はアイドルだ」というアイドルの証明みたいなことを考えていました。
*
そういえば昨日は29日で肉の日で、どうもさっぱりしたものを食べたい気分だったのだけれどやっぱり肉の日ってことで肉屋に行ったけどどうもお肉の気分にはならなくて、そんなら適当に安くなってる野菜でも買って具だくさんのお味噌汁でも作って、それに茗荷を買って(私は茗荷が大好きなのだ)ちょっといいお豆腐に乗っけたりしてさっぱりメニューにしようと思って商店街を歩いていたのだが(私が食べ物のことばかり書いているのは私が食べ物のことばかり考えているからです)なんだか本当にいろいろあって、気付いたらマクドナルドのポテトをむしゃむしゃ食べていたのだ!(お酒を飲んでいたら気付けばゆきずりの男に抱かれていた、みたいな気持ちになった)なんだかとても悔しくて、それならもうご飯は抜いてやろうとなったものの、結局夜中に空腹に負けてインスタントラーメンを食べたりしたのだった。いいとこなしの食生活である。
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昨夜は気持ちがそちらの方にチューニングされていたのが、テレビでやっていたドキュメンタリーが妙に沁みた。仕事帰りの大衆食堂でご飯を食べていた建設業の青年がとても眩しく感じた。あと、けものフレンズ最終回はもう本当に本当に素晴らしくて、私は今伝説を目撃しているのだろうと思った。言葉をどれだけ尽くしてもきっと語れないのでここでは語らないことにするけれど。
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今日は作業的なことをするぞ!いつもとは違う空間で!という決意のもと、近所のファミリーレストランにやってきた。外はとても暖かいので買ったばかりのシャツを着たら古着屋さんの匂いがしてなんだかとてもよかった(好きじゃない古着屋さんの匂いもあります)。ランチバイキングを頼んだらサラダバーに毛が生えた程度のもので、そこにあるお店で仕込んだって書いてあるカレーが見事にレトルトな味でとてもよかった。私はいかにもレトルトカレー、みたいな味がとても好きで、それはきっと頭の中で想像するカレーの味と差異がないからだろうと思う。あの味にはある種の安心感があるのだ。
おじさんがランチバイキングで何かおかずを取って、おかずに醤油差しから慎重にほんのちょろっと醤油をかけているのを見て、とてもいとおしさを感じた。もうそんなちょろっとなら別にかけなくてもいいじゃないって思わなくもないけどおじさんはよりおいしくご飯を食べるために慎重にほんのちょろっと醤油を垂らすのだ。ていねいで豊かなくらしがその仕草に凝縮されている(どうも私は昨日の夜くらいから妙に人に優しいモードになっている)
*
最近何かで見かけて京都のSOU・SOUってお店の足袋下が私でも気軽に買えそうな値段のわりに可愛いのでどうも気になっている。私は春になると足元は裸足に雪駄で過ごすのでもうほとんど靴下を履く時間は残されていないのだが、それでもできるだけかわいいものを身にまとってかわいい私でいたいものだ(かわいい)。SOU・SOUのホームページで製品を眺めていたら、それから表示されるインターネット広告がSOU・SOUのホームページばかりになったので個人向けに最適化された広告も考えものだなぁと思う。google様はなんでもお見通しなのだ。それでも今までの広告に比べると不快感は極めて少ないのでそれはそれでよい。
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店内のBGMでKT TunstallのSuddenly I Seeが流れてきたので私もアン・ハサウェイみたいに街を颯爽と歩いてみたいものだわ、と思う。覚えていたら帰りはできるだけ背筋をしゃんと伸ばして歩いて帰ろう。なんだか変な感じで締まっちゃいましたね。
とっぴんぱらりんのぷぅ。
まんぷちん。
とりあえず、まずは昨日の晩ごはんにスーパーうまいものを食べたのでまずはそれをお伝えします。こちらです。
みかんの缶詰と黄桃の缶詰とヨーグルトをどちゃっとしたものです。3つとも100円とかで売ってるのに混ぜるとスーパーうまくなるのほんとすごくて、合計300円のものを混ぜただけですごくおいしいものがすごく大量にできるので、なんだか錬金術の香りすらする。とにかくスーパーうまいのでみなさん各自好きなフルーツ缶でやりましょう。更にパイナップルを入れるのもよいです。
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なんだかそろそろ春っぽくなってきたので、古着屋さんでやっすいペラペラの変なかわいい柄シャツでも買って着たいなぁという気分になり、しかしふだんは古着屋さんに行かないので(そもそも服も買わなくなってきた)古着屋さんで服を探す前に古着屋さんを探さないといけなくてなかなか大変だ。なんとか人に聞いたりして今日はちゃんと古着屋さんに行った。そこの男物と女物が分かれていないので、体に合わせたり試着してみないとよくわからんので困った。古着屋によく通っている人はそのへんうまいこと見分けるのだろうか。ふだん買い物慣れしていないので頭の中でイメージする欲しい服がどこで売っているのかよくわからんのがつらい。せっかくお財布にお金を入れて服屋さんにきたので、シャツを2枚買いました。
一枚700円だった。古着ってこんな安いものなの、よくわからんないけど。もっと変な柄のシャツが欲しかったけどちょうどよいのが見つからなかった。なんか今日買った服とかブログにのっけるの、若い女の子みたいでおもしろいと思ってやってます。私はおもしろがってるのでみなさんもよかったらおもしろがってください。
*
せっかくなので若い女の子のブログみたいなことを書きましょう。ここ数日パンケーキ食べたい欲が強くなってきました。メレンゲ感の強いふわふわのやつが食べたいです。バターと粉糖とメープルをたっぷりかけて食べたいです。紅茶と一緒にいただきたい。
ちょうどテレビでイナゴ?バッタの特集が流れてて、バッタの群れの密度が高くなると長翅型の個体が生まれて移動を始める、みたいな話をしてて、私はほんとなんだかそういう話をとてもロマンチックに感じてやられてしまうのだ。生き物としての生存する為の無駄のないプログラム、みたいなものがとにかく好きであぁもうたまんないなぁ!となってしまう。同じような話ではカゲロウの成虫に口がない話がすごく好きです。もうほんと美しい。
*
私には口があるのでとにかくご飯を食べます。こちらはからバーグ定食850円です。ここのお店はカツ丼がオススメらしくどちらにしようか迷ってたんですけど、そういえば昨日も一昨日もトンカツを食べていたので今日はやめときました。土井さんが一汁一菜でいいですよって言ってくれてるので私も適当な野菜を入れて具沢山なお味噌汁にお豆腐みたいなこざっぱりとしたご飯を作ろうかしら、とか思いながら私は毎日揚げ物を食べている気がします。
*
私は全体的に見通しが甘い感じで生きてるので、2、3時間で終わるだろうと思っていた作業が10時間以上掛かった、みたいなことが起こりました。ここ数日で書いた25000字くらいのものを、これからとにかくうまい具合に編集していきます。編集するということはそこに物語を見出すということで、さぁそこにある情報に私はどんな物語を与えようかということで、これはなかなかに楽しいことです。世界は本来カオスであってそこになんの関係性もありませんが、私たちはそこに物語を、因果関係を、文脈を見出して生きているわけで、私たちの思考はつまりそのようにできているのです。私にしか見出せない魅力的で愉快で素敵な世界をそこに生み出しましょう。
*
あの時の私が言うべきだった台詞は今の私には分かるのですが今さら言っても仕方がなく、その時の私がそれを言えなかったことが全てなのでとにかく常にそれを言える私であろう、というわけです。油断をすると後悔をすることになるので、できるだけ油断をせずにやっていきましょう。油断をしなくても後悔をすることは人生において多々ありますが、ともかくそれはそれです。ニャーーーみたいなことも起こりますが、今夜はちょっとニヤニヤしちゃうようなことを思い出したのでそれでよしとします。
*
本当に書きたかったことはまんぷちん、ということです。このまんぷちん、という言葉はむかし僕の大好きな友達が使ってた言葉で(多分満腹みたいなニュアンスで使っていた)今は検索しても一件もヒットしないので、つまりこの言葉はインターネット上に存在しないのである。なので今日は私は私の友達がむかし使っていたこの意味のよくわからない言葉のことを書き記しておきます。google検索?ウィキペディア?集合知?全部クソくらえ。これがインターネットだ。
とっぴんぱらりんのぷぅ
10年前に少年でもなかった僕は、今の自分に何を思うのだろう?
さて、今日もいろいろ書くぞーみたいに思って、とりあえずBGM的なものが必要だなと思い、今夜はAKBのドキュメンタリーをひたすら流すことにします。AKBには特に興味はないのですが(なぜなら私はAKBについてほとんど何も知らないからです)しかしこのドキュメンタリーの第1段だけは確か製作総指揮岩井俊二の名前に惹かれて映画館に観に行った。とにかく女の子を内容より女の子を可愛く撮らていることがとても印象に残った。たまに奇跡的に美しいカットがあったりするので、それだけはとても覚えている。
*
この間はひたすらピンボール漬けな1日を過ごしたので、そのことはまだ書いてる途中です。やたらと長くなると思います。書きたいことややりたいことがやらないといけないことになったりして、まぁとにかく好きなことを好きなようにやっていきましょう。今この文章を書くよりもっと書かなきゃいけないことはあるのだけれど、まだ私は知るかいそんなもーん、といった気持ちです。
*
そういえば先日頭の悪いことをしたいなぁと思ったので人の予定をわざわざ抑えてちょっと出かけてみたのだけれど(人徳ポイントが溜まっていたので二つ返事で来てくれました)、やっぱりやりたくねぇなという気持ちになってやめるということをしました。人徳ポイントを無駄に消費してしまった。頭の中で思い付いたおもしろいことが実際にやってみるとそれほどでもない、みたいなことが人生ではよく起こります。しかしまぁそれは実際にやってみないと頭の中でいつまでもおもしろそうなこととして残り続けるのでどんどん消化していきましょう。頭の中におもしろそうだけど実際にやってみるとそうでもない、みたいなことをいつまでも置いておくのはとても無駄なことです。
*
知り合いの家に髪を切りに行ったら重力の方向がよくわからなくなる猫の姿の写真が撮れました。
猫を飼うと人生をもう全クリしてしまうから二週目のモチベーションを保てる気がしないのがこわいみたいな話を僕がすると、猫を飼うことでラブプラスのようなゲームが始まると飼い主は申しておりました。あと、綺麗な女子大生の飼い猫になりたいとか猫の寿命は女子大生より長いから女子大生の飼い猫ではなくなった時に猫としてどう生きるか、そもそも女子大生は猫の飼い方が雑な気がする、みたいな話をしました。
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そういえば最近思わず声が出てしまったことが2つあって(比喩的表現ではなく本当に出た)1つはけものフレンズ11話のラストで、もう1つはアイマスはあまり詳しくないけど双葉杏ちゃんがかわいいみたいな話をしていてそのあとでろくにしていないデレステのアプリを立ち上げてガチャを引いたら双葉杏ちゃんが出たときです。本腰を入れてやってやろうかと思いましたけれどやめときました。我ながらよく止まったと思います。あと、双葉杏ちゃんは僕みたいだと言われました。よくわかりませんがとても光栄なことだと思います。
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私は今夜は持ち帰り専門の海鮮丼屋さんで海鮮丼を買って食べました。私は毎回そこのお店で同じメニューを頼むのですが、そこのお店は海鮮丼が60種類もあるので(しかも値段も一緒なのだ)選ぶのがとても大変なのだ。1種類を選ぶということは59種類を選ばないということで、私は途方に暮れてしまう。値段も一緒だということは60種類の具材の組み合わせの中で一番よいと思うものを決めないといけないのだ。しかもメニューを見ていると店員さんは声を掛けてくるのでわりと短時間で!全部のメニューをじっくり検討している時間もないので私はいつものメニューを注文してしまう。オープンワールド系のゲームで途方に暮れてしまう人たちはあの海鮮丼屋さんに行くと困ってしまうと思います。安くて美味しくていいお店だと思うのですが、選択肢を増やし過ぎることでユーザーフレンドリーから遠ざかることもあります。選択や決断はストレスを伴うものなのだ。
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先日世界で一番美しいと思う定食を食べたので写真を載せます。
前にもお話しましたが、このうどん定食650円が最強です。本当に感動する。人が定食という文化を生み出して数百年、ようやく人はここに辿り着いたんだと思います。うどん屋なので出汁をしっかり取っているから薄味でもおいしんだろうなぁと思った。とにかくやさしい。本当に素晴らしい。頭が上がりません。
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こうやって文章を書いている時にBGM的にAKBのドキュメンタリーを流すのは非常によいです。単純にかわいい女の子がなんかキラキラ頑張っている様子が部屋で流れているのはよい。逆光で背景を白くぼかしながら女の子がキャッキャしてるところにピアノの音楽を流したりしているので岩井俊二〜〜〜!となります。今夜はAKBと一緒にがんばります。だれがだれかは全然わかんないんですけどとにかく涙を流すくらいにがんばっている人はそれなりに報われるとよいなぁと無責任に思います。
とっぴんぱらりんのぷぅ。
とんかつ・風呂屋・おにぎり。
唐突に文章を見失うことがある。それはきっと書きたいものが分からなくなったり書き方がわからなくなったりしているのだろうけど、まぁ原因としては自分のハードルを上げ過ぎているのだ。どこまでいってもここに書くのは私の為の私の文章なのだ。適当に書きたいことだけを書きたいように書こう。
そういえばこの文章を書いている今は木曜日で(きっと書き終える頃には日付も変わってしまうのだろうけど)私はここ2年半くらい毎日、木曜日はジャンプ+というアプリでとんかつDJアゲ太郎という漫画を読んでいたのだけれど、その漫画が遂に今日、最終回を迎えた。主人公のアゲ太郎が昼はとんかつ屋で豚をアゲて夜はDJとして客をアゲる、みたいなふざけたみたいな漫画で、連載が始まった時には話題にはなってたけどそれからはあまり話は聞かなかったので(アニメ化の時は話題になってた)ブームは去ったのかなぁと思いながら毎週読んでいた。私の中で木曜はアゲ太郎の日になっていたので習慣とか日常のようなものになってしまっていたので、おもしろいかもよくわからない状況になってしまっていたのだが(毎日出てくる親のご飯をとくべつ美味しいと思わず食べるような感覚)素晴らしい大円団を迎えて、改めて、あぁこれはとてもいい作品だったんだ、と気付いた。そういえばインターネットやアプリで連載している漫画もたくさんあっていろいろ読んだりしたのだけれど飽きずに毎週追い続けてこれたのはアゲ太郎だけだった。イロモノにも思われがちだけれどストーリーは本当に王道で、主人公がとんかつ師としてDJとして、たくさんの人に出会いながら成長していくアゲ太郎の青春成長物語なのだ。個性的な登場人物ばかりだけれど悪人がほとんどいなかったのがとてもよかった(悪人が出てこないことより悪人が出てこないことが自然な世界を成立させていることがすばらしい)。
まぁとにかくそんな訳で昼にとんかつを食べました。とんかつを食べながら自然にアゲ太郎が揚げたとんかつ食べてみたかったなぁとまるで実在の人物に対して思うようなことを思ったので、自分の中でのアゲ太郎の存在が大きいことに気付きました。自分で思っているよりもとんかつDJアゲ太郎が好きだったことも、漫画が今日最終回だったことを友達に伝えるLINEがやけに長文になったしまったことで気付きました。文章にしてみたりしないと気付かないこともよくあります。この文章だってちょろっとアゲ太郎の話を書いておこうと思ったら結構な量になってて自分のアゲ太郎への愛にちょっとびっくりした。
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そういえば、やらないといけないことをきちんとこなしていこうと思ってiPhoneのリマインダー機能を使い始めた。リマインダー機能は過去に何度も使っては挫折するを繰り返しているのだけれど、「今までの失敗の原因はよくわからないけど今回は上手くいくかもしれないしまぁがんばろう」みたいな感じで失敗するしかないプロジェクトがまた動きだした。まるで部下を無謀な作戦で死なせる無能な上官ようだ。とにかくまた挫折するまでに今までの挫折の原因と今回の対策を練ろう。
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リマインダーに書いた用事を済ませて、見た目がとても素敵な銭湯に行った(登録有形文化財なのだ)やや日が暮れた町並みから銭湯が見えてくるのがとてもよいのでみなさんにも体験をお裾分けします。これがVRだ。
いいよね。なんかすごくよいよね。ジュブナイル感すらあるよね。ちょっとしたささやかな冒険が始まりそう。
中庭もあるのだ。銭湯なので脱衣所や浴場を写すことはできないのだけれど中も実に趣があってよいのだ。スチームサウナが気持ちよかった。枇杷の湯に入った。みかん水を飲んだ。
風呂上がりは血行が良くなっているせいか景色がとてもクリアに見えてよい。 血行のよしあしとかではなくてお風呂には目が良くなる神様が住んでいる、みたいな物語の中を生きるのも悪くないなと思った。気温が実にちょうどよく、濡れた髪を夜風で乾かしながら散歩をするのがとても気持ちよかった。私は「濡れた髪はドライヤーで乾かした方がいい」ということを知っているけれど、ドライヤーがあまり好きではないのであまり髪を乾かさない。「した方がいい」と「する」の間にはとても広い川が流れている。
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風呂上がりの散歩も兼ねて、そのままお気に入りのおにぎり屋さんに行った(おにぎりとたこ焼きのお店なのだけれど私はおにぎりばかり食べている)。おにぎり屋さんのおにぎりはおいしくて高くて小さくて冷めていることが多いのだけれど、ここのおにぎりはおいしくて安くて大きくて温かいのだ。この他におにぎりに求めるものなんて無いし、それ以外のものを求めている人はきっとおにぎり以外のもの食べる方がいいと思う。
とにかく実によい。私はねぎ味噌が一番すき。
からあげも食べた。おいしい。私は肉と米ばかり食べている。帰りにたこせんも買って食べながら歩いて帰った。ごきげんにお腹もいっぱいになったのに500円でお釣りがくるのは少し悪いことをしている気すらしてしまう。とにかくおいしいものでお腹が満たされると私はすぐにごきげんになってしまうのだ。しかしまぁ、できるだけごきげんでいることは美徳であるのでよしとする。自分をごきげんに保つ方法はできるだけたくさん持っておこう。
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食べもののことばかり書いているとどうにもお腹が空いてくるのでそろそろ寝るとしよう。私くらい食い意地が張ってくるともう明日の朝ごはんのことを考えている。明日もおいしいものを食べたりリマインダーの項目を増やしたり減らしたりしながら、ぼちぼちやっていきましょう。
とっぴんぱらりんのぷぅ。