豚バラとケーキと私。
話はこれを買ったところから始まります。
なぜかと言うとなんか楽しくなっちゃったからです。同じ値段でロースのブロックもあったのですが、こないだロース買ったから今日はバラだろ、みたいな気持ちで買いました。今日はお肉のお話を中心にしますので、天下一閃で初めて当たった話や北斗7で全回転引いた話はしないでおきます。私は上品ぶりたいのです。
1.2kgはすごいでかい。我が家にはANOVAがないのでとりあえず今日は焼くことにします。あと足。
こんくらいにしましょう。肉が立つ厚さです。今これ食後に書いてるからうえぇってなりますね。
横にしてドン。これをさらに切った写真は撮り忘れました。今日はたくさん豚バラの写真を貼ります。とりあえずスペアリブっぽい方向でやっていきます。
とりあえず酒塩こしょう砂糖、おろしにんにく、A1ソース、ケチャップ、中濃ソース、オイスターソース、醤油をだいたいで入れます。マーマーレードはないので気持ちでやっていきます。
迷ったんだけど片栗粉も入れてみます。片栗粉が目に付いたからです。
よくもみました。
焼きましょう。中火でしっかり。
焼き過ぎとか言わないでください。片面を焼いたら肉の厚みがあるので蓋をして弱火で10分くらい焼きます。
とりあえず肉から水分が出たと思って火を強めて飛ばそうと思ったら出てたの全部ラードでびっくりした。パチパチ跳ねてあつい。
これくらいでいいのでは。
いただきます。美味しいのですが味のムラがやたらあって、部分的にはすごくスペアリブ的な味がしてよかったので、下味をつける工程をしっかりしましょう。にんにくをおろすのをすごく雑に(ほとんどつぶしてるくらいに)やったのもよくなかった。ちゃんとしよう。おいしいのですが豚の脂のパワーが強く、お腹がダイレクトにやられます。
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いったん休憩しましょう。急に絵に描いたようなチョコレートケーキが食べたくなったので、近くのケーキ屋に行きました。おじいさんがひとりでやってるケーキ屋で、注文を聞いてからシュークリームにクリームを詰めてくれるのがとてもよかった。卵感の強いカスタードでおいしい。チョコレートケーキも実に見た目通りの味がしておいしい。あのおじいさんがスポンジを薄く切って何層もクリームを挟んで作ってると思うと実によい。表面のぶどうもかわいくてよい。いなたいケーキかわいい。有名店や百貨店の地下で売ってるキラキラしたケーキもいいけれど、ケーキと言われて頭に浮かぶのはこういったケーキらしいケーキである。
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豚バラの続きをやっていきましょう。角煮を作ろうと思って、材料を買い足しに出かけました。豚と一緒に煮る白ネギを買いに行ったのだけど一件目のスーパーは白ネギの青い部分(ここを豚と一緒に煮る)がどうもしなびてたのでやめて、別の八百屋に行ってもなんだか白ネギがくたびれているように見えたのでやめて、二件目の八百屋でシャキッとした白ネギがあったので買いました。あと、卵を鰻屋で買いました(もちろん鶏卵)鰻屋で卵売ってるのはじめて見たんだけどこれは普通の光景なのか、地域性なのか。
白ネギのかっこよさを写真で伝えるのは難しい、ということを学びました。ほんと、シャキッとしたかっこいい白ネギなんです。
今日もこいつとやっていきましょう。角煮のレシピはコウケンテツさんのレシピを参考にします。顔の知っているプロのレシピは安心感があってよい。
私は横着なので豚を煮る鍋でゆで卵を作っていきます。迷ったけど多くて困ることもまぁないだろと思って卵を6つ入れてみました。
これは切られた豚バラです。バラ肉の脂ほんとすごい。
卵、肉、白ネギの青い部分、薄切り生姜と一緒に煮ていきます。
沸いたら火を弱めてあくを取りましょう。
湯が沸いて10分くらいで卵は取り出して、更に20分くらい煮ます。部屋に生姜のいい匂いがするのがとてもよい。
ゆで卵ができました。
豚は水気をしっかり拭くようにってコウケンテツさんが言ってたのでそのようにします。これから煮るんだから別に拭く必要ないんじゃないの、とは思います。
大根も入れるので切りましょう。コウケンテツさんのレシピに書いてなかったのですが、私は角煮の大根が好きだし冷蔵庫には大根が入っていたのです。
この辺りから怪しくなってきます。計量した先ほどのゆで汁に味を付けて煮ていくのですが、レシピにない大根を入れたのでゆで汁が足りません(多めにはしたんだけど)あと、ゆで卵は沸騰してから入れるってレシピに書いてたのですが忘れてました。
とりあえずゆで汁が足りない分水を足して、水を足したならもう分量も変わってくるだろうということで適当に酒醤油砂糖を入れます。あとみりんも目に付いたので入れます。みりんはレシピに書いてませんでした。
アルミホイルで落し蓋を作って煮ていきます。真ん中が破れているのは十字に切れ込みを入れるのがどうもうまいことできなかったからです。
30分経過です。ええ感じなのでは。
1時間が経ちました。レシピ通りではここから煮詰めていくのですが、肉は冷える時に味がしみるみたいな話をどこかで聞いた気がするのでしばらく冷ますことにします。
2、3時間くらい冷まそうと思ったのですが30分置いたくらいでそんなことよりお腹が空いてきたので、煮詰めていくことにします。もう下手に触ると豚も大根も崩れるので見守りながら中火でグツグツいきます。
これくらいでいいのでは。
とりあえず皿に盛ってみましょう。薄々気付いていたのですが、煮たり冷ましたりしている間ゲームをしていたのですが、空腹でやっていたせいかゲームの中で道に迷ったせいかゲームに酔って気持ち悪くなってます。おいしいんだけど胸がムカムカする。もう寝て明日食べればいいんだけど今日作ったものは今日食べたいので(私は食い意地が張っている)(ご飯も用意しちゃってるんだもの)とりあえず胃薬を飲んで休むことにします。
2時間休んでいけそうな気持ちになってきたのでやっていきます。コウケンテツさんのレシピには書いてなかったのですがみりんを足して照りを出していきましょう。
よくわからんけどまぁこんくらいでいいか、の様子です。
完成です。コウケンテツさんのレシピではしらがねぎを上に乗せるのですが横着しました。あと、和からしもなかった。そんなことはさておきとてもおいしい。とくに大根が味がすごくしみててよい。肉卵大根のメンバーで大根がエースになり得るってジャイアントキリング感あって角煮ってレシピには夢があってよい。自分がもし大根で、今日は卵と肉と料理されますって聞かされたらまさか自分が一番おいしいと言われるとは思わないと思うもの。あとやっぱり豚の脂が強いので今日もお腹が痛い。
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さて、これからはどうでもいい話をします。気が付けばツイッタで飼いあずにゃん(空想上のペットみたいなものです)の様子をツイートしていた人が気付けばツイートしなくなっていたので、あの人のとこの飼いあずにゃんは元気かなぁ、捨ててしまったりしてないといいのになぁと思います。表には出さないだけで今も頭の中で飼っているとしたらそれはとても美しいことだと思います。あと、こないだカツ丼を食べに行った時に私の前に並んでた人がオタクっぽい男性2人組で、若い方の彼が流行りものとかにあれこれケチつけているのを先輩っぽいおじさんがなだめてるの、とりあえずケチをつけてしまうオタクの習性と、そこを越えて寛容になってかつての自分を見るように優しくなだめるおっさんって感じでなんかもう美しくてすごくよかった。美しいオタク仕草って感じだった。この話もきっと忘れてしまうだろうからここに書いておきます。今日は角煮を食べました、明日は何を食べようかしら(角煮はまだ余ってるので明日も食べるのだろうけど)みなさんもできればおいしいものをおいしく食べてくださいね。
とっぴんぱらりんのぷぅ。