東京ドームへ行ってきた。
とりあえず、目的のやつは記憶が曖昧だしまだちゃんと向き合えていないからうまく書けないような気がする。感情がいとも簡単に限界突破してしまったので、なんかもう真っ白になってしまったのだ。脳が輝きに焼かれてしまった。それでもやっぱり気持ちを残しておくために書こうとは思うので、とりあえずその前にちゃんと覚えてることを書くことにする。
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久々の夜行バスは三列シートだしコンセントにトイレにブランケットにWi-Fi完備でわりと無敵の感があっていい。いずれ富豪が乗るという2列シートのやつにも乗ってみたいと思う。あんまり広くない乗り物に乗る時は小柄な女の子になりたいと思う。
泣き虫の殺し屋漫画に出てくるバッティングセンター。あの靴の刃はどこに収納してるのか。新宿も歌舞伎町もわりと好きな街で、いつのまにか一人で歩けるようになった。
バッティングセンターのすぐ近くのAKスパ。施設はちょっと年季が入ってるんだけど24時間営業でお値段もお手頃。3時間コース1300円で、1時間風呂に入って2時間寝れるしどちらも足を伸ばせる。夜行バスで早朝の新宿に着いてもそんなに行くとこないしコンディションも良くないから、いったん仕切り直せるというのはとてもいい。
見覚えのある駅前。初めて来た土地なのに見覚えがあるって経験はやはりおもしろい。前世の記憶がある人もこんな感じなのかもしらん。あの子達はエクセルシオールでお茶してたんだなーと思った。駅前を眺めてここの店にも行ったんだろうなーとか頭の中でキャラクターが勝手に動き出してこそばゆくなってしまった。
坂を登ると神社がある。そういう日なのでそれっぽい人が多い。なんだか私は嬉しくなっちゃって楽しくなっちゃってニヤニヤしてしまう。
階段を見下ろしても、どう見ても知ってるので楽しい。アハ体験なのだろうか。それっぽい人が階段を走って登り降りしていたので一気にそういう感情になってしまった。しかたないね。
たくさん人が並んでいて、私も並んでお参りをした。こっぱずかしいことをお願いした。
これは街中でプロレスラーが大暴れする番組で見たことあるやつです。
それっぽい和菓子屋を見に行った。どうしても二階の窓を眺めてしまう。どう見ても本物で、私はこの和菓子屋を知っていて、近くに寄っても本当に本物で、なんだか異常に出来のいい模型を見ているような気分だった。初めて来たはずの場所なのに既に思い出がたくさんある。
画面を見上げる。それだけで楽しくなれるのはとても幸せなことだと思う。あらゆることにどこまで文脈を読み取ることができるか、それを楽しむことができるか、つまりはそういった話なのだ。
橋の上に立って、あの街じゃんってなる。そんなもん楽しいに決まっている。現実の街でフィクションの中に入り込むことができる、すごい。あと単純に橋の形がかっこいい。
歩道橋を上がると東京ドームが見える。写真のように歩道橋を上がると、道のカーブと階段の外側に付いている壁のおかげで上がりきったところでいきなり東京ドームが大きく見えるのが体験としてすごくいい。歩道橋ひとつ作るのにここまでの体験を考えて作られているのだろうか。だとしたらすごいなぁと思う。
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シューターの聖地、秋葉原Heyに行った。久々の来店。相変わらず熱気がすごくて、STGが多くの人に愛されていることを実感できる。ラインナップもそうだけどプレイヤーのレベルも高くて私なんかがプレイしていいんだろうかと思ってしまう。1クレ100円だけど各筐体にヘッドホンが備え付けられているのでプライする環境としてはとても最高。素晴らしい。
黒往生とエスプレイドをプレイ。特にエスプレイドは関西で稼働してるところはもう無くなってしまったはず(少し前まで京都にはあったのだけれど)黒往生は4面後半までは嘘避け連発でベストに近いプレイだったけど、そこからだだ崩れて5面道中でおしまい。久々のエスプレイドはやはり最高だった。前に出てパワーショットを打ち込むわかりやすいリスクとリターンのバランスがすんごく楽しい。あと、やはりヘッドホンで大音量で音楽を聴けるのが最高。サントラ単体でも楽しめるのだけれど、やはりゲームミュージックはプレイ中に流れるものなのでサントラ単体で聞いても100点だけどプレイ中に流れると1000点になる。気持ちがよすぎる。ちょうどこの日にエスプレイド移植決定のニュースが流れた。実際に2018年になってみないとわからんことがある。生きてみるもんだ。
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ここからはめしのコーナーです。
レトロな喫茶店でモーニング。東京はモーニング文化がそんなに根付いてないのか、コーヒーのお値段でトーストが付いてこない店が多い。プラス200円とか。関東だと多いのだけれどトーストが8枚切りで、薄過ぎて食べた気がしない。ふざけてんのかまじめにやれ。ここはトースト食べ放題だったのでそれがよかったです。
いいお値段のするうまいバーガー。わりと並んでわりとお値段もするのだけれど納得感のあるうまさ。私がケチャップを好きすぎるというのもある。
噂の肉そばダブルたしか520円?蕎麦の上に肉がわんさか乗っててそれにネギ。これに天かすと七味をかけて食べるとすごいことになる。肉もちょっと臭いがするんだけど、それすら全体としては完璧になる。そばつゆは関東らしくあんまり甘くない。関東は夜中でも蕎麦を食べることができる店がたくさんあって、そこは素直にうらやましい。立ち食いの店なんだけど明らかに店じゃないところで座って食べている人もいて、フリーダムさに笑った。
あと、おかわりが220円でできるんだけど、替え玉みたいなやつかと思ったら220円で肉そば(肉はちょっと少なめ)が食べれて感動した。なんだそのシステム。2杯食べると満足度とか満腹感とかすごいあれこれが満たされる。ほんとにすごい。各駅にできてほしい。
次の日もめんどくせえ店名の店で肉そばを食べた。これもジャンクフードとしての完成度が素晴らしく、なんかもう好みで大好きで最高だった。完全にエンタメだった。すごいぞ。しかも今までにあんまり食べたことのないやつだった。ありがとうありがとう。ぜひとも行動範囲内に欲しい。とりあえず東京に行ったらまた食べよう。心が求めてしまっている。
最後の晩ごはんによさげな店が見つからなくて、いつものつけ麺屋に行った。いつも通りの安定感のあるうまさ。私のよく行く店舗はご飯が無料なのだけれどここの店は違ったので、心の中でこっそりマウントをとっておいた。
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とりあえずちゃんと覚えていることはこれくらいで、次はちゃんと覚えてないことをしっかり向き合って書こうと思います。楽しいことが多すぎて人1人の身では消費しきれないと思っているのだけれど、意外とそうでない人も多いみたいで、私はしあわせなのだなぁと思ったりする。とにかく私はできるだけ楽しい話をしていこうと思う。各自死なない程度に持ち場でしっかりやっていこうな。おしまい。
とっぴんぱらりんのぷぅ。