あれこれ見た感想。

そういえば最近あれこれを見たので感想を書く。今日はプーさんを見に行く予定なので、それに上書きされてしまいそうだからです。

 

冷たい熱帯魚

勝手に怖くて疲れる作品だと思ってたんだけど、見たらポップなエンタメだった。先入観はやっぱりよくない。暴力と性はエンタメであるというしっかりとした信念が感じられていい。あらゆることが過剰なので笑ってしまうのだけれど、それは監督のサービス精神からなのが分かるので、優しい気持ちになってしまう。役者の演技も素晴らしのだけれど、地方都市に実在しそうないやーな感じのキャラクター造形が見事。吹越満の色気がすごい。娘をワンパンで黙らせるシーンは最高すぎて爆笑。ラストシーンも逆に爽快感すらある。自分が悪趣味な俗物でよかったなぁと思えるエンターテイメント。

 

・カルト

実写の地獄少女に工藤と市川が出るとのニュースを聞いて久々に白石晃士ブームがきた。いつものモキュメンタリー。女優3人が怪奇現象の起こる家に向かう。いつも通りちゃんと怖くないので安心して見てられる。霊能者の雲水先生と龍玄先生がどちらも胡散臭くてわらえるのがとてもいい(除霊とかはちゃんとしてる)呪文?とか手の動きとか真似したくなるのがとてもいい。中盤まではいちようぽんこつなりにホラーの体を成しているんだけど、最強の霊能者NEO様が登場してからは完全に笑えるなにかになる。フロム・ダスク・ティル・ドーンくらい後半から急にジャンルが変わる。NEO様のキャラクター造形がとにかく見事で、いやこれを見事と言っていいのかって話なんだけど。顔がいいし漫画みたいだし笑える。最終的にNEO様が全部持っていく。けどいちようしっかり辻褄も合わせるし伏線も回収するしタイトル回収もする。その上でおもしろいけどよくわかんねえなにか。ラストもひどいけど最高。

 

・オカルト

ホラーかと思ったら意外とそうでもない。身の回りでおかしなことが起こる青年、江野祥平に密着するモキュメンタリー。カメラが多少ブレるのでちょっと気持ち悪くなりそうになるので気をつけないといけない。とにかく主演の宇野祥平の演技が見事。一人だけずば抜けて本物感がすごい。あと、監督は笑える気まずいシーンみたいなのを撮るのがすごい上手なんだけど、特に本筋とも関係ないシーンで爆笑してしまうので扱いに困る。内容は世の中をクソだと思ってる社会的弱者が神の啓示を受けてテロ行為を企てる→どうやら勘違いではなく本当に何かしらの啓示を受けているらしい→結局救われると思ってやった行為で救われないという構成は上手。なんだけど、それ以上にパッとしねえおじさんの友情ものとしてよくできている。白石くんと江野くんになんかジーンとしてしまった。あと、ようやくコワすぎ!最終章のシーンの意味がわかった。あれはあれで感動のシーンだったんだな。

 

・貞子vs伽倻子

何度目かわからんのだけれどやっぱり見てしまった。バケモンにはバケモンぶつけるんだよ!の映画。見れば見るほど笑えてくるのですごくいい映画。テンポがとにかくいいのと、監督のサービス精神がいい。あと、玉城ティナは顔が良くて浮いてる。カルトの後に見ると経蔵はNEO様の系譜だとよくわかる。手の動きとかが一緒なのは流派が同じなのかなと思える。ただ、経蔵はあくまで型破りの強さなんだけど、NEO様はルールの外の強さな感じがあるんだよなー。ホラーの演出の定石を逆手に取った玉城ティナが初めて俊雄を見るシーンは本当に上手で感動する。きっとまた見返して笑うんだと思う。

 

 

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人形の国三巻とビースターズ10巻が出たんだけどどちらもすっごくおもしろいよ。人形の国シドニアを経て弐瓶先生がラッキースケベを覚えた!という感動がある。テンポが良くて楽しい。ビースターズも本当に漫画が上手だなぁという印象。ハードな展開も多いのだけれどなんだかんだで愛情がベースなので優しい気持ちで読める。

 

 

最近の私は毎週レヴュースタァライトを楽しみに見ている。そんなにハマってない体で見ているのだけれど、時々泣いてしまっりしてるし見返せば見返すほどお上手。とにかく関係性が美しい。あと、よりレヴュースタァライトを楽しむ為に仮面ライダー龍騎も見返してる。真司と蓮と北岡がたまーに仲良くしてるのを見ると心がキュンキュンしてしまう。あと、久々に見たら本当に朝倉が手のつけようのない悪人でとてもいい。どちらもそろそろ終盤なので、しっかり見届けようと思う。

 

 

今日は飲むヨーグルトを飲んでサンドイッチを食べて、なんだかそんな感じで生きていけたらいいなぁと優しく思える日なので、それはそれで悪くはないことだと思う。最近はバイクの物入れの中にお風呂セットを常備しているので、いつでもどこでも見かけた風呂屋にフラッと入る感じでやっていこうと思う。おしまい。

 

とっぴんぱらりんのぷぅ。